症状、病気

2017.09.16更新

動物さんの高齢化とともに副腎や甲状腺などのホルモン疾患や増えてきています。また、流行の小型犬などには肝臓の先天性疾患も多く、症状が出ないとわからないような疾患も多いです。このような病気の確定診断にはホルモン測定や従来の検査機器では測定不能な検査項目があり、今までは外部の検査センターに測定を依頼する必要がありました。当然、タイムラグがあり、迅速な治療ができませんでした。この度、副腎、甲状腺、胆汁酸の測定ができる機器を導入致しました。採血後すぐ院内で測定できるので、術前検査に利用することにより安全な麻酔やホルモンの迅速な測定により、来院当日から治療を行うことが可能になりました。

 IMMUNO AU

投稿者: マリア動物病院

2015.09.10更新

 clover歯磨き&口腔内オゾン水洗浄(医療用オゾンガス使用)

オゾン療法とは医療用のオゾンガスを用い、オゾンそのものの殺菌作用やオゾンと生体物質との反応生成物(オゾン誘導化学種)による作用を利用し、体内の酸素化や免疫機能の向上、細胞の活性化などを期待する治療法です。
オゾン水で皮膚、粘膜、創傷、口腔などを直接洗浄します。
創傷の治癒促進、抗炎症作用、酸素供給の改善等の効果があります。
  
¥2,000~(口腔内の状態、または性格上不可の場合あり
                                :初回口腔診察付き【サービス】)


 presentカラーリング&退色ケア

動物さん専用のカラーリング剤を使い、皮膚被毛に負担をかけないよう、カラフルなカラーバリエーションでカラーリングを行います。
可愛らしさをUPするような、ワンランク上のおしゃれを楽しむのも良し、年齢を重ねることによって毛の退色が目立つ子の場合退色ケアと言って、本来の毛色に近づけるよう数回に分けてカラーリングを行い、若々しさを保つケアもできます。
   
   約10㎠ 1色  ¥1,500~ 
  (モチーフを作る場合は別途デザイン料がかかります。)
    

投稿者: マリア動物病院

2015.03.03更新



ぽっちゃりしているワンちゃん、猫ちゃんは見た目にはたしかに可愛いpig

でも、ぽっちゃりを通り越してしまって『肥満』になってしまっている子も・・・。
(理想体重よりも15%以上重くなってしまっている状態、または体脂肪で言うと犬種差が多少ありますが、40%を超えてしまっている状態を肥満と言います。)

人間同様、肥満が原因となって様々な病気に罹ったり、病態が悪化したりします。

たとえば人間同様の生活習慣病や関節、靭帯などの疾患です。

また、逆に病気が原因で肥満になってしまっている場合もあります。
(クッシング症候群、インスリノーマ、甲状腺機能低下症など・・・。)
そんな病気の時は食欲が落ちないので見過ごされがちで、悪化して手の施しようがなくなってしまう場合もあります。

まずは適正体型を把握しましょうrock

適正体型はボディコンディションスコア(BCS)などで判断することができます
(下図参照)。

犬種や体格によって若干の違いはありますが、9段階評価の場合「BCS4~5」の理想的な体型を目指してコントロールしましょう。



でも、実は確実な体脂肪の値は人間同様、外見や体重だけでは判断できません。

本当に正しく肥満度を判定するためには、体脂肪率を測定することが必要なのですgood
(下の体脂肪計は犬専用)





的確な検査から、ワンちゃん、猫ちゃんの適正体重・体型を私たち専門家が判断し、一緒にそのゴールに向かって頑張りましょう。

そのために一番重要な事は、病院での定期的な体重測定hospitalです。

体重の測定は、日々少しずつ変化していく過程で見落としがちな変化を数値で把握することができるため、異変にすばやく対応することが可能です。
(自己流ダイエットによる、痩せすぎ等のトラブルも非常に多い)

少しでも気になったり、おかしいと感じたら、すぐに診せてくださいね。

また、下記のリンクに詳しい病気の説明もありますので、ご覧下さい。delicious

http://www.hills.co.jp/pd/special/petlife/story/rd_wd_md.shtml
http://www.royalcanin.co.jp/new/health_nutrition/health/obesity/dog.html


投稿者: マリア動物病院

2013.10.27更新

オーソモレキュラー療法とは・・・。

栄養素療法=適切な食事やサプリメントなど(点滴含む)を用いて、身体を構成する細胞の働きを向上させて、様々な病気を治す治療。足りない栄養を補うだけでなく、栄養を治療に使います。
薬は対処療法、栄養は根治治療です。


オーソモレキュラー療法の肝臓治療へのアプローチ

 【慢性肝炎】
 犬で多く、肝臓内の炎症と肝機能検査の異常が続き、どんどん進行し、最終的には肝硬変になります。膵臓、胆道系疾患の合併症で起こることも多いですが、ほとんどが特発性で炎症の原因は不明ですが、炎症が強い時こそ、十分な栄養が必要となります。

 治療の目的は、炎症を抑えることですが、炎症の原因として銅の蓄積の可能性も高いため、銅の摂取量を控えることと、銅の排泄を手助けすることも重要となります。銅の排泄には亜鉛が関与します。
 

 亜鉛はアトピーの治療でも必須ですが、身体にとって必要不可欠な存在です。銅の腸管からの吸収を阻害するように作用することと、体内の銅を便と一緒に排泄させるという作用もあります。また、肝臓が壊れてしまうのを予防する(肝臓の繊維化を予防)効果もあり、抗酸化活性も有します。
 

 また、胆汁の銅排泄低下で銅が蓄積することもあるため、利胆剤使用も効果的です。
 そして抗酸化、抗線維化、抗炎症化とタンパク合成を増強し、細胞レベルで毒性を妨害し、免疫能を高めることを目的とし、シリマリン※1(ハーブの種子に含まれるフラボノイド)、BCAA※2、,総合ビタミン剤、核酸、コンドロイチン硫酸+グルコサミン(慢性肝炎の最終章の肝硬変抑制に効果)、オリーブ葉エキス(抗菌作用)、オメガ3脂肪酸、食物繊維、グルタチオン(抗酸化、解毒の維持)、SAMe※3等を摂取していきます。

 

                                                                                              残念なことに、肝不全にまで病態が進み、解毒能の低下が起こりアンモニアの解毒もできなくなると、血中アンモニア含有量が増えて脳が障害され、肝性脳症と呼ばれる意識障害を起こします。(本来アンモニアは、腸管内の細菌によって食物中のたんぱく質からつくられ、門脈を通って肝臓に運ばれ、尿素に変えられ、尿中に排泄されます。) 

 よって、肝性脳症を起こす可能性がある場合はタンパクの制限が必要となります。

 しかし、肝不全が進行すると、前述のアルブミンも肝臓で作られにくくなり、低アルブミン血症(低タンパク血症)となります。 低アルブミン血症の状態では、血管内の水分が血管外に移動してしまいます。 その結果、お腹に水が溜まったり(腹水)します。 よって、タンパクを制限するかしないかの判断が重要で、現在すでにアンモニア値が高かったり、近い将来起こす可能性が高い場合(後述のチロシンの値が高い場合)においてのみ、タンパクの制限を行います。

 また、肝臓がそのような状態の際に便秘を引き起こすと、腸内毒素が体内に入りやすくなり、さらに肝性脳症を助長します。

 便通を良くして腸内環境を改善するお薬(ラクツロース等)とともに、食物繊維、乳酸菌も使用します。とくに水溶性食物繊維は腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整え、アンモニア産生菌の増殖も防ぎます。一方、不溶性食物繊維は腸内で水分を吸収して便のかさを増やし、腸を刺激して蠕動運動を促す働きがあります。

 腹水が増えると、利尿剤を使用します。利尿剤は水分を排泄させる効果とともにカリウム、マグネシウムなどのミネラルも排泄させてしまうため、体内のバランスが崩れます。そのころになると、食欲も低下してきてしまうことも多いため、栄養療法にプラスして積極的に点滴療法も追加していく必要があります。 


  
                                                                                             ※1 シリマリン=フラボノイドの複合体:マリアアザミだけに存在するシリマリンは、DNAとRNAの働きを高め、肝細胞の内側でた                             んぱく質の合成を促進し、健康な肝細胞の損傷を予防する一方傷ついた肝臓の細胞を再生します。

 また肝細胞の外側をガードしていて、毒物が細胞膜を破って細胞内に進入するのを防ぐことと、細胞内に進入してしまった毒性物質を無毒化もおこないます。さらに肝臓内での最強の抗酸化物質のグルタチオンの肝臓内での濃度を平均35%も高めます。またSODの働きも高めることが確認されています。


                                                                                                 ※2 BCAA=分岐鎖アミノ酸:筋肉で代謝されるアミノ酸です。アミノ酸には、分岐鎖アミノ酸(バリン、ロイシン、イソロイシン)と芳香族アミノ酸(チロシン、フェニルアラニン)があります。

 肝疾患になると肝臓で代謝される芳香族アミノ酸(AAA)が代謝されずに血中濃度が高くなります。逆に肝臓でほとんど代謝を受けない分岐鎖アミノ酸(BCAA)は、アンモニア代謝などに利用されるため、血中濃度が低下します。このBCAA/AAAの比率が低下することで、肝臓の蛋白合成能が低下したり、肝性脳症が誘発されたりします。

 また、血清BCAA濃度上昇により、脳血管関門を通過する芳香族アミノ酸の量が競合的に減少し、肝性脳症の防止にもなります。また、BCAAの1つであるロイシンには肝臓でのタンパク合成を促進する効果もあります。


                                                                                              ※3 SAMe:必須アミノ酸から合成され、肝臓での酸化ダメージを防ぎ、正常なグルタチオンレベルの維持を促します。グルタチオンは肝臓の健康にとって重要な抗酸化物質です。通常必要レベルのSAMeは自然に体内で生産するのですが、肝疾患を持つ動物は、SAMe、グルタチオンの枯渇が起こります。

 SAMeを投与することでグルタチオンレベルを上昇させるだけでなく、肝細胞の成長や修復を手助けします。

 SAMeは食物中にはほとんど含まれていないため、低下している場合サプリメントで補う必要があります。また、肝疾患以外でも、薬物による肝障害、糖尿病、クッシング、膵炎、炎症性腸疾患、免疫介在性溶血性貧血、人ではうつ等にも効果があります。
                                                                                                  、
 

投稿者: マリア動物病院

2013.10.26更新

オーソモレキュラー療法とは・・・。

栄養素=適切な食事やサプリメントなど(点滴含む)を用いて、身体を構成する細胞の働きを向上させて、様々な病気を治す治療法。足りない栄養を補うだけでなく、栄養を治療に使います。
薬は対処療法、栄養は根治治療です。

オーソモレキュラー療法のアトピー性皮膚炎治療へのアプローチ

良質なタンパク質と脂質を中心とした、糖質制限による食事と栄養素による治療を行います。
                                                                                   アトピー性皮膚炎の動物さんは、消化管粘膜も弱く、糖質の摂取で血糖が乱高下することが多いので、基本的に糖質制限の食事が重要です。

また、オーソモレキュラー療法におけるアトピー性皮膚炎の治療に必要不可欠な栄養素は、亜鉛、ビタミンA、オメガ3脂肪酸です。

亜鉛の最も大切な働きは、1つの細胞から新しい細胞をつくる細胞分裂のときに必須であるということです。アトピーの動物さんは活発に皮膚の細胞が細胞分裂して新しい良い皮膚を作っていかなくてはならない状態ですので、亜鉛は必須の栄養素になります。

ビタミンAは粘膜や皮膚の上皮細胞を形成し、働きを強化します。これは外から侵入する有害物質のバリア機能を果たしています。また、活性酸素を除去して、炎症抑制効果も持ちます。
またアトピー性皮膚炎の動物さんが困る症状にかゆみがあります。これは、皮下の継続する炎症による症状です。局所の炎症を速やかに改善させるためには、オメガ3脂肪酸のバランスを高くしなくてはなりません。
 

投稿者: マリア動物病院

2013.10.24更新

   高濃度ビタミンC点滴療法 
         
高濃度ビタミンC点滴療法とは
   
高濃度ビタミンC点滴療法では、大量のビタミンCを点滴で血管内へ投与します。血液中のビタミンCが高濃度になると過酸化水素が発生し、この過酸化水素は正常な細胞には影響を与えずに、癌細胞だけにつよい障害を与えるため、がん細胞を自然死へ誘導できるのです。
ビタミンC自体元々体に生理的に存在している天然物であるため、きわめて安全性も高く副作用もありません。天然の抗がん剤です。この作用は、あらゆる癌に効果が期待されます。 

その他ビタミンCの7大効果

 1)免疫力を上げる

 2)コラーゲンを増殖させる

 3)活性酸素を抑える

 4)排毒作用がある

 5)鎮痛作用がある

 6)QQL(生活の質)が改善

 
 7)新生血管の増殖抑制により癌の増殖を抑制する

1)免疫力を上げる

ビタミンCはリンパ球を活性化するのみならず、抗ウイルス作用のあるインターフェロンも増やします。つまり、ビタミンCはがん細胞を殺すと同時に、リンパ球を活性化してがん細胞を攻撃してくれるのです。

2)コラーゲンを増殖させる

動物の皮膚や血管、骨に多く含まれる繊維性のタンパク質、それがコラーゲンです。コラーゲンは細胞と細胞の間をつなぎ合わせる接着剤のような役割を果たし、皮膚や血管、骨に柔軟性を与え、そして丈夫にしてくれます。このコラーゲンの合成にはビタミンCが必要不可欠です。
そしてコラーゲンは癌細胞を皮膜で閉じ込める働き:カプセル化(抗がん作用)をします。また関節炎の緩和や皮膚構造、水分量を改善することにより、アレルギー性皮膚炎の症状軽減などにも効果があります。

3)活性酸素を抑える

体に有用な活性酸素も、過剰に働きすぎると逆に正常な細胞にも攻撃をします。そうなると細胞内や、血管内など体の様々な部位に悪影響を与えてしまうので、活性酸素の働きを抑える抗酸化物質が必要になってきます。ビタミン剤で抗酸化物質として知られているものがビタミンC、ビタミンE、β-カロテンです。ビタミンEは脂溶性なので、細胞膜内ではたらき、不飽和脂肪酸という細胞を包む油性の膜が活性酸素と結びついて有害な過酸化脂質となるのを防ぎます。ビタミンEが活性酸素と結びつくことで有害反応を防ぎますが、こうなるとビタミンE活性は失われます。
そこでビタミンCが必要となります。
ビタミンCは細胞外で働き、ビタミンEを再活性化させ抗酸化作用を取り戻します。
ほか、酸化作用の悪影響には細胞の老化の他、心筋梗塞、動脈硬化、ガンなどが上げられます。ビタミンCの摂取はこれら症状への予防にも効果的です。

4)排毒作用がある

ビタミンCは、体の要らないものを尿から排泄する力を持ちます。抗がん剤は役目を果たしたら速やかに排泄されるべきですが、ビタミンCはこの作用を助ける働きを持ちます。

5)鎮痛作用がある

がんが進行すると痛みがでてくることがあります。大半が強い痛みで、麻薬で痛みをコントロールすることが多くなりますが、麻薬の副作用も出てきます。ビタミンC点滴は、この痛みの緩和に有効な場合があります。
ビタミンCそのものに直接的な鎮痛作用あるかわかりませんが、 おそらく免疫力が上がることで痛みが和らぐのではないかと考えられます。

6)QQL(生活の質)が改善

がんが進行すると元気や食欲が落ちますが、ビタミンC点滴によって改善されます。食欲や元気の増進があれば、QOL(生活の質)の改善といえるでしょう。
また、ストレスを感じると副腎からアドレナリンを分泌します。これを抗ストレスホルモンといいますが、その作用により血糖値が上昇してエネルギーを増やすことで、身体はストレスへの体制を整えようとします。
ビタミンCはアドレナリンの生成時において補酵素として必要なので、アドレナリンの分泌量が増えるほどビタミンCの消費量も増加します。よってストレスにはビタミンCをしっかりととることが重要です。

7)新生血管の増殖抑制により癌の増殖を抑制する

高濃度ビタミンCが血管新生を抑える働きをもち、癌の増殖を抑えます。
高濃度ビタミンCの新たな抗腫瘍メカニズムの発見として今後注目されています。

高濃度ビタミンC点滴療法の適用 

1)有効な治療法がない場合

2)抗癌剤や放射線治療の効果が得られない場合

3)抗癌剤や放射線治療と併用する場合

4)抗癌剤や放射線治療などができない(無効・不可能ないし希望しない)場合

5)一般状態が思わしくない場合

高濃度ビタミンC点滴療法の実施

日本のビタミンC注射薬は防腐剤が入っているため使用できず、 海外より防腐剤の入っていない天然型ビタミンCを輸入して使用します。投与量は状態によって異なりますが、通常、週に2~3回(初めは毎日もある)から血液内のビタミンC濃度を測定しながら実施します。症状の程度により回数も違います。
より、効果をあげるために、毎日ビタミンCの内服、ビタミンCを体内で再生するサプリメントを飲んでいただきます。

高濃度ビタミンC点滴療法の注意点・合併症  

一般のガン治療と同様に血液検査、血液生化学検査、レントゲン検査、エコー検査、 病理検査、CT、MRI等の検査が必要です。
点滴開始前には、赤血球のG6PD検査が必要です。先天性G6PD欠損症(G6PD欠損症による溶血クリーゼ)とは赤血球の機能を保つための酵素であるG6PDが先天的に欠損した遺伝疾患です。報告では犬の3000匹のうち1匹にこの遺伝疾患があるとされています。この遺伝子の子に高濃度ビタミンC点滴療法をおこなうと、溶血性貧血をおこすといわれています。非常にまれな病気ですが、点滴療法をおこなう前に必ずG6PDの検査をおこないます。
また、重度の心不全・腎不全の場合は点滴ができません。(ナトリウム過剰になる可能性があるため)
点滴後、急激に腫瘍が壊死し出血、発熱が起こることがまれにあります。これを予防するために、少量から点滴を始め、徐々に濃度を上げていきます。他、吐き気、嘔吐、低カルシウム血症、低血糖が起こることがあります。これを予防するために、点滴前はしっかりと飲食飲水をさせたり、点滴中も飲食飲水をさせ、動物の状態をしっかりモニターします。

    がん治療以外のビタミンC療法適応         
           
マイヤーズカクテル点滴+ビタミンC点滴がお勧め          
           
○椎間板ヘルニア・関節疾患・慢性疾患・肝疾患・呼吸器系・皮膚炎(アトピー)全般など          
○ウィルス疾患、感染症など          
○老齢性疾患など(心疾患、腎不全には注意:高濃度VitCでなければ問題なし)          
○アンチエイジング・QOLの改善          
○手術前後の体力ケアとして          
 

がんのサポートとして
 がん手術後の予防として
 がん発症の予防として
 がんのターミナルケアとして
 

※動物に必要な栄養素であるビタミンやミネラルを点滴投与する治療法。(栄養&薬理学的効果)


       
 

投稿者: マリア動物病院

2009.11.01更新

 私、十何年ぶりに歯医者さんに通いはじめました。ここ何年も冷たい物は食べられず、熱い物も気をつけながら食べるほど悪かったので、恥ずかしくて、歯医者さんに通う勇気が出なかったのですが、そんなこと言っていられないほどの痛みに襲われ、通い始めました。

 歯が痛いと当然、生活の質も悪くなりますね。というか、生活できないですよね。

  現代の生活の中で、歯医者さんがもしなかったら生きていけないんだな〜((+_+))と、痛感しました。
  動物さんはどうでしょうか?

 うさぎさん、ハムスターさん、モルモットさんでは不正咬合で、おかしく歯が伸びていってしまう病気の子たちがいます。そのような場合は、定期的に切歯処置を行います。切歯しないと、ご飯が食べられなくなったり、歯が頭の方に突き抜けてしまったりして死んでしまうため、あの子たちが生きていくためには、我々獣医師は必須な存在ですね。

 ワンちゃん、猫ちゃんはどうでしょうか?
 ワンちゃんたちは、うさぎさんたちと異なり、我々と同様に不正咬合があっても歯は伸びてきません。

  では一番の心配は人間同様 「虫歯」でしょうか?。
  『何言ってんだよ!。犬は虫歯にならないよ〜(^・^)』などと、自信満々におっしゃっている方〜・・・。

  間違っていますよ(^^♪。たしかにワンちゃんのお口の中は、人間と比べて虫歯菌が繁殖しにくいため、人間のようには虫歯になりません。でも今どきのワンちゃんの、お口の病気の約1割ぐらいは、虫歯が原因であると考えられているのですよ(>_<)。
 では、一番の心配は?・・・・答えは「歯周病」です。

 歯周病とは、歯垢中の細菌が原因で、歯の周囲に炎症が生じる病気で、歯肉のみに炎症が生じている状態は「歯肉炎」、さらに状態が進み、もっと根が深くまで炎症が生じている状態を「歯周炎」と言います。人間と同様です。さすがに痛みが出てくるため人間はこれ以上ほっとく人はいないでしょうが、ワンちゃんたちは我慢強い((*_*)?)ため、そのような状態でも飼い主さんに軽いアピールしかせず、注意深い飼い主さん以外はその状態も見逃し、しだいに歯が抜け落ち、菌がさらに悪さをし、炎症が鼻まで進み顔から血膿が出てきたり、眼の下に膿がたまったり、顎の骨が折れたり、本当に可哀想なことになってから受診される場合も少なくありません。

  また、お口の周りの問題だけでなく、お口の中で増殖した菌が血液の中に入り込んでしまうと、心臓、肝臓、腎臓、骨、関節などで悪さをし、細菌性の心臓病、肝炎、腎炎、骨髄炎、関節炎などを引き起こし命を落としたり、食べ物とともに消化管に入り込むと、慢性的な下痢、嘔吐などを起こします。
 そのように進んでしまった歯周病まで行ってしまうと、完治は難しくなるため、その前の歯肉炎の状態で、できれば受診していただきたいです。


 では、治療法にはどのような方法があるのかご存じですか?

  歯周病発生の始まりは(上記でも述べていますが)、まず歯垢がつきます。その段階で歯垢を取る=歯磨きなどをすれば良いのですが、歯垢に唾液中のカルシウムやリンが付着し、石灰化すると歯石となり、さらに歯石表面はザラザラのため、さらにその上にすぐ歯垢が付着します。

  さらにワンちゃんは口腔内がアルカリ性なので、歯垢から歯石になるまでわずか3〜5日です。
  一度歯石が付いてしまったら、通常の歯磨きでは落とすことができません。
  よって、歯石が付いていない歯の場合は、ブラッシングと歯肉のマッサージなどで改善されますが、ついてしまっている場合の治療法は、何はともあれ、歯石を取ることとなります。

  これが簡単なことでなく、ワンちゃんたちは人間のようにじっとしていることができません。さらに歯の状態が人間どころではないので、処置の際は、かなりの痛みを伴います。ということは、処置を行ったり、完全なお口の検査をする場合には、麻酔をかけなくてはいけないのです。

  人間と比べてかなり大仰なことになりますが、日帰り手術ですので夕方には帰れます

  処置は全身麻酔下で、まず超音波スケーラーで歯垢と歯石を除去していきます。その際、歯冠部(歯の真ん中の部分)のみでなく歯間部(歯と歯の間)、歯肉縁下(歯茎の中の方)、また歯の裏側も同様に、丁寧に取り去っていきます。
  スケーリング後は歯の表面がざらざらなため、すぐに歯石が付いてしまいます。よって、その後ポリッシングといって、歯の表面がツルツルになるように、磨き上げていきます。最後にお口の中を洗浄して、抗生剤を全身投与したり、歯茎の中に軟膏を塗りこんでいきます。

  なんだか難しい説明になってしまいましたが、そんなかんなで、やはりワンちゃんたちにとっても、我々獣医師は必須な存在ですね(^−^)。
  また麻酔までかけて処置をしても、前みたいにほかっておくと元通りです(+_+)。よって、そこからが勝負!(^O^)!。今では色々な種類のデンタルケア製品が出ていますので、その子にあう製品を一緒に選んで、頑張っていきましょう。(待合に展示してあります。)
 余談ですが、野生動物さんには歯周病の発生は少ないそうです。たまには人知れず痛みと戦い、亡くなっていく野生動物さんもいるでしょうけど、歯周病発症の背景には、免疫状態、食餌内容、ストレス、加齢などが関係しているため、まさしく現代病とも言えますね。人間しかりですよね。
  痛いのはどんな場合も嫌です。飼い主さんも、動物さんも、治せる痛みは早めに病院へ行き、治してしまいましょうね(^−^)。

投稿者: マリア動物病院

2009.10.03更新

   日々外来で、下痢や嘔吐してしまう動物さんを診察する際に、                      
 私 『何か変わったことはありませんでしたか?』                      
 飼い主さん 『う~ん(-.-)・・・ストレスかしら・・・?』                      
などなど、日常的に「ストレス」という言葉が出てきます。  
                    
 「ストレス」という言葉は、元は物理学の分野で「外から力が加えられた時に物体に生じる歪み」を 意味する言葉でしたが、それがしだいに外部からの負荷(外的要因)に対して、生体にどのような変化が生じるかについて研究がなされ、環境と個人(個動物?)の相互作用全体を「ストレス」と 呼ぶようになりました。                      
 ストレス反応のきっかけや原因(以後、ストレッサーという)には、物理的ストレッサー(寒さ、暑さ、騒音など)、生物的ストレッサー(細菌、花粉など)、心理的ストレッサーなど、日常生活の 様々な事柄があてはまり、それらストレッサーが健康上の変化を来すのです。
                      
 上記、外来での話に戻りますが、飼い主さんが「ストレス」という言葉を使用する場合には、心理的ストレッサーのみを気にしているようですが、上述のように様々な事柄がストレッサーに なるのです。
                      
 人間には「社会再適応評価尺度」なるものが存在し、生活上での「ストレッサーとしての重み」 の数値化がなされています。例えば、離婚は73、解雇が47などで、半年間でいくつぐらいで、健康上の変化を来しますという、指標があるのです。                      
 また、職場ストレッサーには、量的ストレッサー、質的ストレッサーなどの分類もあり、「ストレス」と一言で言っても、非常にややこしいことになっています。                      
                       
 一方、動物さんには今のところ尺度はありませんが、人間ほどはややこしくないと思います。 
                     
 おそらく、暑いや寒いが30ぐらい、いつも放し飼いなのに閉じ込められるが60ぐらい、大好きな お母さんがいないや、大嫌いな人がいるが70ぐらいかな?、赤ちゃん(人間です)が来たが80ぐらい、ペットホテルにとまるは90ぐらいでしょうか?                      
 おそらく、2日で100ぐらいに達すると、健康上の変化を来すことでしょう(+_+)・・・。                      
 でも、これも私たち人間同様、かなり個体差がありますね。ペットホテルが大好きな子も いれば、大好きなお母さんが半日いないだけで、ゲボするは、下痢するは、の子もいますから。                      
                       
 生きていれば、我々人間も、動物さんも必ずストレスがあります。
                      
 何が自分、またはおうちの動物さんにとってストレスなのか、知っておくことと、そのストレスをどのような方法で発散するかが、楽しく生きていくコツですよね(*^_^*)。 
                     
 肉牛用の牛さんたちなんて、いい音楽をバックミュージックに流しリラックスして育てると、おいしいお肉になるそうですし・・・・・((+_+))。   
                   
 例えばうちのメルモは、私命なので、私がいないとおかしくなります。以前、学会出席で 3日ぐらい留守にして実家に預けた際、2日目ごろからイライラし始め、猫が隣を歩くだけでも 「ギャギャ(`´)」と喧嘩をうりまくっていたようです。そしてメルモのストレス解消法は、私の膝や 腕枕で、自分の前肢をなめなめしてビチャビチャにすることと、私の顔をすみずみまで(鼻の穴まで)舐めまわすことと、猫たちを追っかけることですね(*_*)。私の膝の上にいる時のメルモは、 周り半径1mぐらいのリラックスオーラにつつまれ、そのオーラで私自身が癒されます。よって、私のストレス解消法はメルモですね(^-^)。                      
                       
                       
 ぜひ皆さんも、動物さん目線で生活を見直してみてください。人間が出かけるからといって、エアコンを切っていませんか?(ストレッサー30?)、親戚の子供さんが遊びに来て、 騒いだり?(ストレッサー70?)、いつもは自由行動なのにゲージに閉じ込めたり(ストレッサー 60?)していませんか?。ストレスをかけてしまうことは、仕方ない場合もありますので、ストレスをかけてしまった分、上手な解消法を見つけ出し、体に不調が出る前に解消して あげてください。ついでに(ついでとは失礼な(+_+)。飼い主様の健康が一番ですm(__)m.
                  
    ご自分のストレス解消法も一度見つけ出してみてください。
    どうせこの世で生きているなら、ストレスを抱え込んで生きているより、発散できるものはさせて、楽しく、明るく生きている方が、得ですもんね(*^_^*)。お互い、色々あると思いますが、頑張りましょう(^-^)。                      
                       

投稿者: マリア動物病院

2009.06.01更新

 2008年12月のDr.理恵 『食の安全』 に次ぐ、第2弾!。
 再びフードのお話をしたいと思います。 フードと言っても、今回は『食事療法食』についてです。

  『療法食?』、なんのこっちゃ<(`^´)> と思われる方もいらっしゃると思いますが、下痢をして動物病院へ罹った事のある方なら、おそらく一度ぐらいは獣医さんに「2、3日これ食べて」と言われて買ったことがおありでしょう。恐ろしいほど(?)高い、あのフードです(>_<)。

 ご存じない方のために説明させていただきますと、療法食とは・・・病気の動物さんたちの食事管理のための専用食品です。要は、私たち人間が病気になったとき、お医者さんに食事に気をつけるように注意されますよね。肝臓が悪いときには 「お酒を控えなさい。」心臓が悪い時には 「塩っ辛いものを控えなさい。」 腎臓に負担がかかっているときには「タンパク質を控えなさい。」 また、食物アレルギーがある場合にはその原因となる食べ物を食べないように指導されることもあります。
 動物さんでも同様なのですが、人間と違って普段手づくりフードを食べていないことや、手づくりと言っても必要な栄養素、ビタミンなどのバランスを調整しながら作ることは、至難の技です。そのために、病気のときの栄養バランスを補いながら、回復に必要な栄養素を過不足無くとるために作られているフードを「食事療法食」というのです。

 回復のためにどのような栄養素が必要か? などは病気によって違います。ですから、食事療法食も病気によって異なり、心臓病には心臓病用の、肝臓病には肝臓病用の、腎臓病には腎臓病用のフードがあります。
 
 では、心臓病だったら心臓病用、肝臓病だったら肝臓病用を食べれば良いのか?

 そうも簡単にはいきません。
  例えば、心臓病でも心臓の何が悪いか、その動物さんの年齢、病気の進行状況などによっても変わってきますし、動物さんの体質によって、逆に療法食を食べることによって、他の病気になる事だってあります。(結石溶解フードはまれにゲボしてしまう体質の子がいて、食べ続けると膵炎になることもある・・・など。)
 また、定期検査や診察より、フードの変更をしてみた方が良い結果になると思われる場合や、逆に全く効果が出ていないときにはフードだけでなく治療法を変更した方が良い場合や、はたまた、ほぼ病気は完治しているため、わざわざ高価な療法食を食べる必要がなくなっている場合などもあります。
 
 何が言いたいのかというと・・・。

 「せっかく高価(>_<)な療法食を食べさせるのであれば、検査や診察を適切に受け最大限、効果が出る食べ方をすべき」

 言い換えるならば、療法食を買う場合には、その病気とフードについてのしっかりとした知識があり、使用が推奨されない病態についても知識がある所から買うべき! と言う事です。だから、『獣医師専用 食事療法食』と言うのです。

 今、インターネットや獣医師不在のペット関係ショップなどでも、療法食を見かけます。たしかに、わざわざ動物病院に行くより、手っ取り早く手に入るし、お値段だって若干お安いのでしょう。でも、インターネットやショップは「○○ちゃん、その後いかがですか?次、△△頃再検査してみましょうね。」とか「もう1ヶ月もこれ食べてますが、改善してませんね!食べ方間違っていませんか?」など、言ってくれるのでしょうか?ちなみにうちでは、院長席が受付の後ろにあり、診察中でない限り私はそこに座って勉強しているため、受付に来られた方で、診察でなくフードなどを買いに来られた方と必ず顔を合わせることができます。そこであまり診察に来られなくてフードを買っていかれる方には、「たまには様子を見せて下さい。」や「最近状態はいかがですか?」など、ちょっとうっとうしい感じですね(^_-)-☆。

 また、そろそろ気温が高くなってきますので、最近はさらにうっとうしく、いちいち「フードはどのくらいで食べきりますか?」と皆さんにお聞きしています。というのは、人間のポテトチップしかりですが、フードも封を開けるや否や酸化が始まります。酸化がおこると味の変化や栄養価の低下のみならず、カビ毒や他の発癌物質なども発生させます。カビ毒に関しては25〜35℃が最適温度ですし、また冷所でも発生します。以上より、これからの季節は特に 「フードの基本は封を開けて1ヶ月以内です(ー_ー)!!」 と皆さんに注意喚起しております。(本当は冬でもですよ〜(>_<)。)

 私たち獣医師は動物さんを治療したり、病気の予防をすることが仕事で、ほとんどの獣医師はそれで生計を立てています。物品販売で売り上げを立てているわけではないため、オーナーさんがどこでフードを買われようと、別段問題はありません。ただ、治療として療法食を使用しているのに(言ってみれば、投薬の処方と同じですよ!)、カルテ上では患者さんが指示通りの投薬を行ってくれていない状態で、では薬をしっかり服用してもらってから次のことをしていこうと治療法を検討しているのに、実は投薬を続けてましたとなると、全く治療の方針が変わり、再度治療法を考えあぐねなければならないのです(+o+)。

 インターネットなどで、療法食を買われている方。
  一度病院で診察を受けられてはいかがでしょう?高価な療法食を使う意味があるのか、ないのか? 使用方法、併用食との兼ね合いは? 維持食として害はないか? 開封後の日数は?・・・。 特に季節柄、最近多いのが皮膚関係です。私「フード続けないと良くならないよ」、オーナーさん「先生に言われたのずっと続けてるけど」・・・。オーナーさんからすれば獣医師に言われて食べてるのに良くならない→獣医師不審→ドクターショッピング→結局は動物さんにとばっちり・・・。です。
  そうならないように、高い療法食を使うのであれば、使用目的、使用方法、禁忌事項などをしっかりと理解し、目先の得でなく、何よりも動物さんの利益を重んじて使用していくようにして下さい。

  療法食の正式名称は、『獣医師専用 食事療法食』なのですから。

投稿者: マリア動物病院

2009.03.01更新

  なんとなく春めいてきました。花粉症の方々はマスクが必須な季節となってきましたね。     
                 
 私は・・・というと、原始的な体質のためか、ありがたいことに花粉症などのアレルギーは全く ありません。が、最近外来に来られた方は 『あれ?先生ひどい鼻声で、なんか鼻ぐちゃぐちゃしてたじゃん』 と、思われると思います。                      
 風邪です・・・(*_*)                      
 実はこう見えて(見てくれ、病気なんてしそうもないでしょ(^^♪。)免疫力がとても弱く,また欲張りなので(?)、感染性の風邪は必ずといっていいほど罹ります。そして扁桃腺肥大 のため、熱がドッカーンと出て、喉が痛くなり声がガラガラになるため、皆様に聞き苦しい声を お聞かせしていることと申し訳なく思っています。                      
                       
 では、この「風邪」とは一体どのような症状を言うのでしょうか?     
                 
 フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」によると、「医学的に風邪とは単一の疾患で はなく、かぜ症候群とされる。急性鼻咽頭炎(普通感冒)から急性侯頭炎、咽頭結膜熱、インフルエンザ(流行性感冒)、マイコプラズマ肺炎等までの総称である。ただし、多くの場合単に風邪と言えば普通感冒を指し、それ以外を風邪と呼ぶ事は少ない。」とあります。では、普通感冒とは?・・・「かぜ症候群と呼ばれるウイルス・細菌等の感染病の代表のひとつである」                      
 ややこしいですが、要は細菌等に感染して、鼻や喉が痛くなる病気のこと、みたいです。では 胃腸風邪や勝手に一人でひく(寒かったりしてひく)風邪(※)などは、なんなのでしょうね(*_*;                      
                       
 話は反れていますが、では動物さんは風邪をひくのでしょうか?動物さんといっても、ライオンさんやキリンさんなどのことはわかりませんので、犬猫さんのみの話をさせて頂きます。                      
                       
 人間でいうインフルエンザを風邪というのであれば、犬猫さんも風邪をひきます。皆さん、犬猫さんに混合ワクチンを接種していますよね(^_-)-☆、生後2ヶ月過ぎごろに、2~3回接種し、(もしくはペットショップで接種)その後1年に1回接種している(はずの)注射です。今、 お手元にワクチンの説明文があればわかりやすいのですが、ワンちゃんなら5~9種の病気、猫さんなら3~6種の病気の予防ができるのですが、その中でいわゆる人間でいう"風邪"と 似た症状になる病気があります。                      
                       
 ワンちゃんでいうと、ジステンパーの初期症状は高熱、くしゃみ、咳き込み、鼻水だらりですし、アデノウィルス2型感染症も同様に熱が出て、くしゃみ、鼻水、咳が続き、喉が痛~くなります。                      
 犬パラインフルエンザは名前の通り人間のインフルエンザと全く同じ症状になります。そしてそれらのウィルスと細菌との混合感染、二次感染などによって"ケンネルコッフ=犬の咳"と 呼ばれる、完治に時間がかかる、命の危険もある怖い病気を引き起こすこともあります。 
                     
 人間だって、たかが風邪から肺炎を起こしてしまって亡くなってしまう方もいらっしゃるし (中学生の頃、風邪による肺炎で同級生が亡くなりました。)、風邪のウィルスが脳に入り込んで 髄膜炎をおこしてしまう方だっていらっしゃる(大学の後輩が幼い頃罹ったそうです。)から、人間の風邪の方がワンちゃんより軽いとは言えないけれど、相対的に見て、ワンちゃんの方が 症状は重く、治るにも時間がかかります。                      
                                                                                                       
  ネコさんも同様にカリシウィルス感染症、ヘルペスウィルスによるウイルス性鼻気管炎などは、くしゃみや鼻水、扁桃炎などで"THE 風邪"のような状態になります。そして、弱っているこは 治るまで何ヶ月もかかったり、慢性感染になってしまったり、命を落としてしまったりします。                      
                       
 でも、猫さんはあまり見かけないけど、たしかにワンちゃんにはいわゆる人間でいう(前述※) "勝手に一人でひく風邪"があるような気がします。うちのメイ(黒ラブの知能障害犬、享年7歳) は幼い頃から体が弱く、ちょっとでも寒い思いをさせるとお熱が出て、「ク、ク、クショ~ン(>_<)」  と鼻水を超飛ばしてくしゃみを連発していましたし(早めのパブロンならぬ、早めに抗生を 使うと治りも早かったのですが、ちょっと治療が遅れると点滴が必要でした。)、メルモも 先日の定期CT検査の後、お熱が出て、食欲がなくなり、下痢が続きました。いわゆる"胃腸 風邪"ですね(;_:)。おそらくCT検査の際に、寒い所で体が冷え、体調を崩してしまったのだと思っています。理屈では、そのような病気は動物さんにはないのですけどね(^_-)-☆                      
                       
 理屈はどうであれ、動物さんだって私たちと同じ生き物なんですから、同じ病気はあるはずです。うちのメルモなんてわがまま病ですし、茶々(ササ)なんて、パニクリ症候群(私も罹っている病気ですが、何か事が起こると慌ててしまい、はちゃめちゃになり、さらに事が悪化して しまう状態になる病気(?)。慌てず落ち着いて対処すればよいのですが・・・)で、おしりに ウンチがつくとどうして良いかわからなくなり、部屋中を走り回り、あちこちぶつけまくり、最終的にはウンチは取れずに、体中怪我だらけになっています。・・・お馬鹿病とも・・・。                      
                       
 人間も動物さんも病気をすると健康の幸せを痛感しますが、元気な時には 「健康であることはすばらしいヽ(^o^)丿」 ということを忘れがちです。私なんて、劇症肝炎で命をおとしかけたことまであるのに、そんなことすっかり忘れ、健康なのが当然だと思ってしまいます。    
                  
 うちはメルモにカウントダウンがかかっていますので、メルモが毎日元気でいてくれることが何よりの幸せだと思っていますが、たまに『あ~宝くじ当たったら、幸せになれるのに~』 などと考えてしまうこともあります。                      
 駄目ですね(^_-)-☆。                      
 健康一番、お金は二番、三、四がなくて五に愛ですかね(*^_^*)。                      

投稿者: マリア動物病院

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