ネコちゃんの病気

当院の取り組み

当院ではわんちゃんや他の動物さんたちとは別のネコちゃん専用の待合室・診察室・入院室をご用意しております。
待合室ではネコちゃんが少しでもリラックスして待っていただけるようフェリウェイというネコフェロモン製剤を使用しております。
ネコちゃんはとても我慢強く、病気になっても痛みや辛さを訴えることなく限界まで隠してしまうことがあり、症状が出た時には、病気が進行して手遅れになっていることも少なくありません。
定期検診などで早期発見し、症状が出てしまう前に治療を開始することが病気からネコちゃんを守る第一歩です。
また、当院は国際ネコ医学会(ISFM)に所属しておりキャットフレンドリークリニックを目指しております。
病気のことだけでなく、日々のケア飼い方のアドバイスなど幅広く、ネコちゃんと飼い主さまのよりよい関係作りのお手伝いをしたいと考えております。

ネコちゃんが元気に長生きするために

ネコちゃんの寿命は、平均16年。20年、生きる子もいます。完全室内飼い、完全外飼い、それとも出入り自由か。
自宅まわりの環境も考慮して、きちんと決めてあげるといいでしょう。

伝染病予防ワクチン

ネコちゃんには多くの伝染病の危険があります。その中でマリア動物病院で予防できる伝染病は、人間の風邪のようにくしゃみや鼻水がでる「猫鼻気管支炎」や「カリシウイルス感染症」、嘔吐、下痢、血便の症状が現れる「猫汎白血球減少症」、口内炎などができる代表的な呼吸器感染症の「カリシウイルス」、目やにを伴う結膜炎の症状が現れる「猫クラミジア感染症」、発熱や下痢が現れる「猫白血病」があります。
飼い方によって必要なワクチンが変わってくるので、ご相談ください。必ず、年に1回接種してください。

また歯肉炎や口内炎ができる「猫エイズ」も伝染病です。
「猫白血病」と「猫エイズ」はともに唾液や血液感染のため、完全室内飼いの子はこの2つのウイルスに感染する危険性は低いですが、外に出て他の猫と喧嘩をする機会がある猫ちゃんは危険が高くなります。

感染の可能性がある猫ちゃん(外出する)はワクチン接種をお勧めします。

猫フィラリア症

蚊にさされる危険性のあるすべてのネコちゃんに、感染する可能性があります。ネコちゃんのフィラリア症はまだ認知度が低く、予防率も低いのが現状です。しかし、意識の高い飼い主様は、もう予防をはじめています。蚊の発生期間中の投薬のみで予防ができます。ぜひともスタートさせましょう。

ノミ、ダニ

ノミ・マダニは、激しいかゆみを引き起こし、身体的にも精神的にも大きなストレスを与えます。詳しくはこちらをご覧ください。

去勢避妊手術

不妊手術は、繁殖を防ぐための手術だと思われている方も多いと思いますが、実は、手術には病気を予防する効果があります。詳しくはこちらをご覧ください。

健康診断

7年を過ぎたころから、年に1,2回は健康診断を行いましょう。
特にネコちゃんは、7歳以上になると慢性腎疾患が多いので、半年に一度の血液検査をおすすめしています。合わせて食事の管理もしっかりしましょう。詳しくはこちらをご覧ください。

混合ワクチン接種の重要性

猫の汎白血球減少症は、ウイルスの力がとても強く、お家の中で生活している子でも、
飼い主さんの靴裏についたウイルスによって感染して発症。亡くなってしまうこともあります。

どの子も、感染する可能性はゼロではありません。ワクチンさえ接種していれば防げる病気で動物さんを亡くしてしまうことになれば、悔やんでも悔やみきれません。
大切な家族を守るため、1年に1回のワクチン接種は忘れないようにしてあげてください。

※ワクチンの免疫はせいぜい6か月~1年間です。人生で一度、ではなく、
必ず1年に1回の接種を忘れないようにしてあげてください。

ワクチン料金表

猫4種混合 (注1) ¥5,500
猫7種混合 (注2) ¥7,000
  • *注1
    猫4種混合ワクチンの対象となる感染症
    猫鼻気管支炎、カリシウイルス感染症2株、猫汎白血球減少症
  • *注2
    猫7種混合ワクチンの対象となる感染症
    4種混合ワクチンの対応感染症+カリシウイルス3株(FC-7株、28株、64株)と、猫クラミジア感染症、猫白血病
    その他お問合せ下さい。(料金は税抜きです)

ネコちゃんの症状について

骨軟骨異形成症候群

骨軟骨異形成症は、手首や足首に「骨瘤」という骨のこぶができる病気です(人間の病気ではリウマチにあたります)。
骨瘤ができるとその場所が腫れ上がるため、発症していることに気付きやすい病気です。
原因は交配による遺伝がほとんどで、残念ながら根治の方法はありません(スコティッシュフォールドの折れ耳は、耳の軟骨の発達異常によるものです)
症状が進むと痛みが出てきます。
治療は、大人になってから痛み止めや、放射線療法などの維持療法となります。

骨軟骨異形成の品種
マンチカンなど(短足)
ペルシャやヒマラヤンなど(鼻ペチャ)
スコティッシュフォールドなど(耳折れ)

心筋症

猫に多い病気のひとつとして、心筋症があります。中でも多いのが、「肥大型心筋症」というものです。
これは、明らかな原因がないのに心室壁が中心に向かって分厚くなり、肥大してしまう病気です。重症化すると、呼吸困難などの症状が起こる非常に怖い病気です。
遺伝的な疾患といわれ、特にメインクーン、ラグドールはかなりの割合で発症します。
検査には胸部レントゲン検査や不整脈、血液検査などが含まれます。
根本的な治療は不可能なので、対症療法になります。定期的に健康管理などのケアを行いましょう。

心筋症にかかりやすい品種
メインクーン
ラグドール

高齢猫ちゃんに多い症状

腎臓病、ホルモン疾患、消化器官の腫瘍などによる体重減少に注意しましょう。お口が痛いことも、体重減少につながります。
猫は定期検診をしない人が多いので、飼い主様が日頃から注意することが大切です。定期健診は若い段階から行う癖をつけておくことをおすすめします。
麻酔を受けられないネコちゃんには、クリヨペンを用いた凍結療法を導入しています。

若い猫ちゃんの肥満

人間の生活習慣病と同じく、猫ちゃんも肥満は健康に悪い影響を及ぼします。食べ盛りの若い猫ちゃんは、ついつい食べ過ぎてしまうため、肥満状態になってしまうケースが多くあります。特に、去勢をした猫ちゃんは気を付けましょう。
人間と同じく、適度な運動や食事の栄養バランスなどに気を配りましょう。
もちろん、定期的な健康診断も非常に大切です。

マリア動物病院 TEL:0561-51-2011 診療時間:9:00~12:30(受付12:00まで) 17:00~19:30(受付19:00まで) ※日曜日も診療しております