Dr.りえのお話

2015.04.21更新

母校 名東高校の30周年記念誌への執筆の機会を頂きました。
私事ですが、目を通していただければ嬉しいです。

『人生二度なし!好きな道へ邁進の勧め』
  
【鯉沼先生とポワロちゃん】      【高校時代 愛犬あいちゃんと】

とにかく私は幼い頃から動物が大好き!
近所のワンちゃんに咬まれても、ノラ猫さんに引っ掻かれても、ただ動物を触りたかった幼い頃の気持ちそのままで今動物病院の院長として日々動物さんと接しています。

 そんな私は名東の3回生、私の代で3学年が漸く揃う年に入学しました。
当然、歴史はなく学校としての様々なレベルや大学の進学率も定かでない高校でしたが、そんな事よりも校舎は新しい、制服はかわいい(当時、セーラー服や蝶ネクタイと紺ブレザーというノーマルな制服が高校生らしい制服と思われていた時代。そんな時代にネクタイ!しかもスカートはチェック)

お洒落さんだった私には名東を選ばない理由はありませんでした。
そんな不純(?)な理由から選んだ高校ですが、自由な校風は私の性格にぴったりで『お洒落(遊び)』と『勉強』のメリハリをはっきりと付け、今思い返してもやり残したことはない楽しい高校生活を送りました。
こう書くと遊んでばかりに思われそうですが勉強も頑張りました。
私は理系、今流行の『リケジョ』で、好きな科目は数学、物理、化学、生物、嫌いな科目は社会。高校を制服で選んだ経緯からお分かりのように、あまり『まじめ』な性格でないため、好きなことはとことんやりますが嫌いなことは一切しません。当然成績も理数系は高得点、社会はトホホな状態でした。特に数学が大好きで、雑誌や問題集で途轍もなく難しい問題を探してきては、当時数学の先生だった鯉沼先生に解答を見てもらったり、解き方を教えてもらったり・・・。
日々の成績には関係なくてもそれがとても楽しかった事を覚えています。

 そんな高校生活を経て、大好きな動物と関わる仕事として獣医師を目指し岐阜大学獣医学科に入学しました。
就職の際には(月給20万以上の安定している公務員や会社員と比べ)当時月給13万という不安定な臨床医を選び、さらに女一人で開業するなどという危ない橋を渡り、今現在に至っています。

 好きな事にはどんな犠牲を払っても全力を注げる私の性格には、開業獣医師という仕事は最適な仕事です。そんな道を開けてくれたのは名東高校の自由な校風だったのではないかと感謝しています。

 まじめに苦手な事をコツコツ成し遂げる努力は当然必要なことですが、理屈や打算なしにひたすら好きな事に邁進する勢いは、若い頃しかないものです。

 後輩の皆様。進路に迷ったり、先が見えなくて苦しんだり、信じた道が間違っているように思えたり、今後様々な事が待ち構えていると思いますが、悩んだ時には一度すべてを無にして命の洗濯をし、自分が一番したい事、好きな事は何か、そのためには何をすべきか等を見つめ直してみる事が暗闇から脱する一番なのではないかしらと思います。私なんて洗濯し過ぎて色褪せていますが(笑い)私にしか出せない、良い色を醸し出せているのではないかとも思います。
また私事ですが、前述の鯉沼先生(現北高校長先生)が3年前に愛犬ポワロちゃんの主治医として私を選んでくださり、遠くから(当院は尾張旭、先生のご自宅は豊田)来院して下さっています。本当に嬉しくて、頑張って仕事をしていて良かったと心から思う出来事のひとつです。

人生や進路には『これが正解』という答えはありませんし、いつ軌道修正しても遅過ぎることはありません。自分に嘘をつかずに信じる道を進み、好きな事に力を注げる生き方をして下さい。また、何をするにも健康でないと出来ません。食事、日々の生活等にも気を配り、皆様の人生が輝かしいものになりますよう、陰ながら応援させていただきます。(2014年2月)



投稿者: マリア動物病院

2015.02.20更新

一昔前では考えられませんでしたが、今や『動物病院24時hospital』的なTV番組やニュースが週一ぐらいで放映される時代になりました。
それだけ動物さんが大事にされているという事なので、獣医師としても、動物好きな一個人としても、いい時代だな~と嬉しく思っています。
また、今では人間の夜間救急病院24hoursと同様、しっかりと対応してくれる夜間病院(夜間動物救急診療所:名古屋市獣医師会http://www.nagoyavet.jp/hospital_yakan.htmlなど)もあり、個人動物病院としてはとてもありがたく思っています。

というのも、一昔前までは私たちのような個人病院が夜間救急の対応をしなくてはその子を救えないという状況に陥ることも多々あり、私も夜中に奮闘することもありましたtyphoon

でも、どう考えても、スタッフもいない、検査もままならないような状況で、本当の救急であればあるほど、救命率は格段下がります。

たまに『先生にちょっと診てもらえれば安心だからweep・・・』とおっしゃる方もいらっしゃいますが、それは大・大・大間違い!獣医師たった一人で何でもできるわけではありません。確実な検査による確定診断と病状の判断、的確な治療、サブをしてくれるスタッフがいてこその救命です。(それは人間の病院でも同じことですが・・・。)
 

飼い主様の安心だけのためであれば、いくらだって夜起きて診察しますclock

でも、現実は違いますよ~。
本当に朝(通常診察)まで待てないほどの救急であれば、確実な治療をせねば救命できません。
獣医師一人では、できる事の限界がほんのちょっとそこまでです。
手術にしても、一人より二人、三人と人が増えればより確実、安全にできます。

ですから、私は時間外救急の場合、飼い主様から症状をよ~く聞き、今の状態が

 『本当の救急』か、
 『ちょっと心配だから私が診よう』か、
 『今でなくてもまず大丈夫』か

の判断をするようにしています。

そして、夜間動物救急なるものが存在している今、そのこにとってベストな判断をしているつもりですpaper

でも、TVで未だにたま~に、動物版赤ひげ先生shadowみたいな人が出てきますね。
くどいですが、夜間に誰も診る人がいない場合は、たかが一個人獣医師でも、獣医師でない方よりはましです。

先日、夜間救急でも他の24時間救急でも断られてしまったウサギさんの診察を早朝にしましたが、何時間かは延命でき、飼い主様にはありがとうと言って頂けましたcrying
でも、それでも、時間外でなければ!人手がもっとあれば!もっと何とかなったのではないか!と未だに悔やまれます。

そうなのですbearing
 

私は100%の力を出せない治療をすることが途轍もなく許せないのですthink

赤ひげ先生たちはそういう感情は持たない方なのか、それよりもなによりもおそらく自分が助けなくては!という自己犠牲的な気持ちが強い方なんだろうなと私は思います。

私はその真逆で自信のない治療はせず、私より格段治療技術が高い病院、先生を紹介します。
・・・そうだな~(*´ω`)、前にも書きましたが、自分にも人にも厳しい私はそもそもいろんなことにあまり自信がない。
普通の獣医さんができる治療、手術はできる自信はあるけれど、特別の人しかできないことは出来ない。


そんな中で、私が唯一自信のある事は、その子と飼い主様に対する気持ちheart02と決して諦めない気持ちheart02
最新の高度医療で、どうすることもできない所からが本領発揮です。
たまに私の方が飼い主さまより気持ちが先に行ってしまって、空回りしてしまったり悲しい思いをすることもあるのですけれど・・・。

投稿者: マリア動物病院

2015.01.18更新

2015年1月18日。
メルモの三回忌法要 を終えました。

メルモが亡くなり、初七日、ニ七、三七、四・・・、四十九日、百か日、月命日と少しでもあちらでメルモが気持ちよく過ごせるようにしてきた供養。
それもこれで一区切りつけ、後は命日だけの供養にしようと思っています。
メルモがいなくなったら生きていけないと思っていましたが、生きてしまっている私・・・。
こっちでの修業を終えたら真っ先にメルモに会いたいな

投稿者: マリア動物病院

2014.10.27更新

病院の増築工事houseが始まりました。

2002年に開院してから今年で12年。
今回で5度目の増築、ついに最終形(の予定)です。

当初、金銭的問題から(設計料までお金が回らない)設計の知識も何もない私が、設計の勉強も全くせず設計した病院ですが『何とかなるさ』的な感じで、あーしたいなwink、こーしたいなwink、をひとつずつ作り上げてきました。
こうしようという最終目標は全く持っていなかったわりにはいい感じにまとまるのではないか(できてみないとわからないけれど)と自負しております。

また私事ではございますが、四十路過ぎに授かった娘presentがこの11月に3歳になります。

それまでの40年、自分だけの為に好き放題生きてきた(旦那は当然ずーっとそっちのけです)私にとって、子育ては試練以外の何ものでもなく、この3年でこんなにも人間考え方が変わるのかと自分でも驚くほどの変化を遂げました。
と同時に、それまでの行動、言動を後悔することも多く、
『あのとき、どうしてあんなひどいことを言ってしまったのだろうdown』や
『相手の気持ちをくんであげればよかったdown』など、
それまでの人生、どれほど人に対する思いやりや自身の心の余裕がなかったのかを悔やむことが多々あります。

自分に厳しく、人にも厳しかった私が、子育てを通じて、世の中には道理に合わないことや、流れに流されていい場合もあることなど『だって仕方ないでしょnotes』ということがたくさんあり、それも認めて人と関わっていくんだという事を学ばせてもらいました。(もらっていますと現在進行形ですねapple

獣医師になり、臨床の仕事を選び20年、よく言う『がむしゃらにcoldsweats02』とか『突っ走ってきたdash』とかではなく、ただひたすら好きな事を日々してきた20年ですが、この3年でその感覚がなんとなく変化し(『自分が好きな事をしている』と言う感覚から『好きな事をさせてもらっている』という感覚に変化)、日々の何気ない診察も全く変わって(患者さんから見れば全く変わってないかもしれませんが)来ている今日この頃です。

日々出来上がってくる建物hospitalを前に、あと何年この好きな仕事を続けていけるかわかりませんが(あと20年はしていきたい願望はあるのですが・・・heart02)、これからも今まで通り、動物さんのため、飼い主様のため、ほんの少しでもお役に立てるように、日々勉強、努力をしていきたいと今更ながら決意を固めています。

まだしばらくの間、工事でご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたしますpaper





投稿者: マリア動物病院

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