Dr.りえのお話

2009.11.01更新

 私、十何年ぶりに歯医者さんに通いはじめました。ここ何年も冷たい物は食べられず、熱い物も気をつけながら食べるほど悪かったので、恥ずかしくて、歯医者さんに通う勇気が出なかったのですが、そんなこと言っていられないほどの痛みに襲われ、通い始めました。

 歯が痛いと当然、生活の質も悪くなりますね。というか、生活できないですよね。

  現代の生活の中で、歯医者さんがもしなかったら生きていけないんだな〜((+_+))と、痛感しました。
  動物さんはどうでしょうか?

 うさぎさん、ハムスターさん、モルモットさんでは不正咬合で、おかしく歯が伸びていってしまう病気の子たちがいます。そのような場合は、定期的に切歯処置を行います。切歯しないと、ご飯が食べられなくなったり、歯が頭の方に突き抜けてしまったりして死んでしまうため、あの子たちが生きていくためには、我々獣医師は必須な存在ですね。

 ワンちゃん、猫ちゃんはどうでしょうか?
 ワンちゃんたちは、うさぎさんたちと異なり、我々と同様に不正咬合があっても歯は伸びてきません。

  では一番の心配は人間同様 「虫歯」でしょうか?。
  『何言ってんだよ!。犬は虫歯にならないよ〜(^・^)』などと、自信満々におっしゃっている方〜・・・。

  間違っていますよ(^^♪。たしかにワンちゃんのお口の中は、人間と比べて虫歯菌が繁殖しにくいため、人間のようには虫歯になりません。でも今どきのワンちゃんの、お口の病気の約1割ぐらいは、虫歯が原因であると考えられているのですよ(>_<)。
 では、一番の心配は?・・・・答えは「歯周病」です。

 歯周病とは、歯垢中の細菌が原因で、歯の周囲に炎症が生じる病気で、歯肉のみに炎症が生じている状態は「歯肉炎」、さらに状態が進み、もっと根が深くまで炎症が生じている状態を「歯周炎」と言います。人間と同様です。さすがに痛みが出てくるため人間はこれ以上ほっとく人はいないでしょうが、ワンちゃんたちは我慢強い((*_*)?)ため、そのような状態でも飼い主さんに軽いアピールしかせず、注意深い飼い主さん以外はその状態も見逃し、しだいに歯が抜け落ち、菌がさらに悪さをし、炎症が鼻まで進み顔から血膿が出てきたり、眼の下に膿がたまったり、顎の骨が折れたり、本当に可哀想なことになってから受診される場合も少なくありません。

  また、お口の周りの問題だけでなく、お口の中で増殖した菌が血液の中に入り込んでしまうと、心臓、肝臓、腎臓、骨、関節などで悪さをし、細菌性の心臓病、肝炎、腎炎、骨髄炎、関節炎などを引き起こし命を落としたり、食べ物とともに消化管に入り込むと、慢性的な下痢、嘔吐などを起こします。
 そのように進んでしまった歯周病まで行ってしまうと、完治は難しくなるため、その前の歯肉炎の状態で、できれば受診していただきたいです。


 では、治療法にはどのような方法があるのかご存じですか?

  歯周病発生の始まりは(上記でも述べていますが)、まず歯垢がつきます。その段階で歯垢を取る=歯磨きなどをすれば良いのですが、歯垢に唾液中のカルシウムやリンが付着し、石灰化すると歯石となり、さらに歯石表面はザラザラのため、さらにその上にすぐ歯垢が付着します。

  さらにワンちゃんは口腔内がアルカリ性なので、歯垢から歯石になるまでわずか3〜5日です。
  一度歯石が付いてしまったら、通常の歯磨きでは落とすことができません。
  よって、歯石が付いていない歯の場合は、ブラッシングと歯肉のマッサージなどで改善されますが、ついてしまっている場合の治療法は、何はともあれ、歯石を取ることとなります。

  これが簡単なことでなく、ワンちゃんたちは人間のようにじっとしていることができません。さらに歯の状態が人間どころではないので、処置の際は、かなりの痛みを伴います。ということは、処置を行ったり、完全なお口の検査をする場合には、麻酔をかけなくてはいけないのです。

  人間と比べてかなり大仰なことになりますが、日帰り手術ですので夕方には帰れます

  処置は全身麻酔下で、まず超音波スケーラーで歯垢と歯石を除去していきます。その際、歯冠部(歯の真ん中の部分)のみでなく歯間部(歯と歯の間)、歯肉縁下(歯茎の中の方)、また歯の裏側も同様に、丁寧に取り去っていきます。
  スケーリング後は歯の表面がざらざらなため、すぐに歯石が付いてしまいます。よって、その後ポリッシングといって、歯の表面がツルツルになるように、磨き上げていきます。最後にお口の中を洗浄して、抗生剤を全身投与したり、歯茎の中に軟膏を塗りこんでいきます。

  なんだか難しい説明になってしまいましたが、そんなかんなで、やはりワンちゃんたちにとっても、我々獣医師は必須な存在ですね(^−^)。
  また麻酔までかけて処置をしても、前みたいにほかっておくと元通りです(+_+)。よって、そこからが勝負!(^O^)!。今では色々な種類のデンタルケア製品が出ていますので、その子にあう製品を一緒に選んで、頑張っていきましょう。(待合に展示してあります。)
 余談ですが、野生動物さんには歯周病の発生は少ないそうです。たまには人知れず痛みと戦い、亡くなっていく野生動物さんもいるでしょうけど、歯周病発症の背景には、免疫状態、食餌内容、ストレス、加齢などが関係しているため、まさしく現代病とも言えますね。人間しかりですよね。
  痛いのはどんな場合も嫌です。飼い主さんも、動物さんも、治せる痛みは早めに病院へ行き、治してしまいましょうね(^−^)。

投稿者: マリア動物病院

2009.10.03更新

   日々外来で、下痢や嘔吐してしまう動物さんを診察する際に、                      
 私 『何か変わったことはありませんでしたか?』                      
 飼い主さん 『う~ん(-.-)・・・ストレスかしら・・・?』                      
などなど、日常的に「ストレス」という言葉が出てきます。  
                    
 「ストレス」という言葉は、元は物理学の分野で「外から力が加えられた時に物体に生じる歪み」を 意味する言葉でしたが、それがしだいに外部からの負荷(外的要因)に対して、生体にどのような変化が生じるかについて研究がなされ、環境と個人(個動物?)の相互作用全体を「ストレス」と 呼ぶようになりました。                      
 ストレス反応のきっかけや原因(以後、ストレッサーという)には、物理的ストレッサー(寒さ、暑さ、騒音など)、生物的ストレッサー(細菌、花粉など)、心理的ストレッサーなど、日常生活の 様々な事柄があてはまり、それらストレッサーが健康上の変化を来すのです。
                      
 上記、外来での話に戻りますが、飼い主さんが「ストレス」という言葉を使用する場合には、心理的ストレッサーのみを気にしているようですが、上述のように様々な事柄がストレッサーに なるのです。
                      
 人間には「社会再適応評価尺度」なるものが存在し、生活上での「ストレッサーとしての重み」 の数値化がなされています。例えば、離婚は73、解雇が47などで、半年間でいくつぐらいで、健康上の変化を来しますという、指標があるのです。                      
 また、職場ストレッサーには、量的ストレッサー、質的ストレッサーなどの分類もあり、「ストレス」と一言で言っても、非常にややこしいことになっています。                      
                       
 一方、動物さんには今のところ尺度はありませんが、人間ほどはややこしくないと思います。 
                     
 おそらく、暑いや寒いが30ぐらい、いつも放し飼いなのに閉じ込められるが60ぐらい、大好きな お母さんがいないや、大嫌いな人がいるが70ぐらいかな?、赤ちゃん(人間です)が来たが80ぐらい、ペットホテルにとまるは90ぐらいでしょうか?                      
 おそらく、2日で100ぐらいに達すると、健康上の変化を来すことでしょう(+_+)・・・。                      
 でも、これも私たち人間同様、かなり個体差がありますね。ペットホテルが大好きな子も いれば、大好きなお母さんが半日いないだけで、ゲボするは、下痢するは、の子もいますから。                      
                       
 生きていれば、我々人間も、動物さんも必ずストレスがあります。
                      
 何が自分、またはおうちの動物さんにとってストレスなのか、知っておくことと、そのストレスをどのような方法で発散するかが、楽しく生きていくコツですよね(*^_^*)。 
                     
 肉牛用の牛さんたちなんて、いい音楽をバックミュージックに流しリラックスして育てると、おいしいお肉になるそうですし・・・・・((+_+))。   
                   
 例えばうちのメルモは、私命なので、私がいないとおかしくなります。以前、学会出席で 3日ぐらい留守にして実家に預けた際、2日目ごろからイライラし始め、猫が隣を歩くだけでも 「ギャギャ(`´)」と喧嘩をうりまくっていたようです。そしてメルモのストレス解消法は、私の膝や 腕枕で、自分の前肢をなめなめしてビチャビチャにすることと、私の顔をすみずみまで(鼻の穴まで)舐めまわすことと、猫たちを追っかけることですね(*_*)。私の膝の上にいる時のメルモは、 周り半径1mぐらいのリラックスオーラにつつまれ、そのオーラで私自身が癒されます。よって、私のストレス解消法はメルモですね(^-^)。                      
                       
                       
 ぜひ皆さんも、動物さん目線で生活を見直してみてください。人間が出かけるからといって、エアコンを切っていませんか?(ストレッサー30?)、親戚の子供さんが遊びに来て、 騒いだり?(ストレッサー70?)、いつもは自由行動なのにゲージに閉じ込めたり(ストレッサー 60?)していませんか?。ストレスをかけてしまうことは、仕方ない場合もありますので、ストレスをかけてしまった分、上手な解消法を見つけ出し、体に不調が出る前に解消して あげてください。ついでに(ついでとは失礼な(+_+)。飼い主様の健康が一番ですm(__)m.
                  
    ご自分のストレス解消法も一度見つけ出してみてください。
    どうせこの世で生きているなら、ストレスを抱え込んで生きているより、発散できるものはさせて、楽しく、明るく生きている方が、得ですもんね(*^_^*)。お互い、色々あると思いますが、頑張りましょう(^-^)。                      
                       

投稿者: マリア動物病院

2009.09.01更新

 磁気共鳴画像装置( MRI) 、コンピューター断層撮影装置( CT )、放射線治療装置・・・・・。 

 現在、これらの最新医療設備は人間の大学病院では普通に備わっていますが、最近では動物さん、すなわち獣医大学でも人間と同様の上記の装置を使用する高度検査・治療を受けることができるようになって来ていますし、大学病院以外でも、獣医さんが何人もいて専門的な検査・治療をされている病院もあります。

   動物さんだって人間と同じ生き物ですから、人間と同じ病気にかかります。   

 治療も、人間でできることは動物さんでもできます。

 脳の手術だってできるし、心臓の手術だってできます。。

 一昔前はどうだったのでしょうね(+o+)。私は獣医師になって14~15年ですが、たった(?)この年月でもかなり変わってきています。

 例えば、癌の場合の放射線治療は、かなり昔から行われている治療法ですが、かつては癌以外の正常組織へのダメージも強く、副作用がかなり出ました。しかし現在の(私のメルモが当てている)放射線は腫瘍にかなりピンポイントで当てることができるため、当時の放射線と比べると腫瘍以外の組織への副作用が最小限で済みます。メルモなんて、今日までに3クール(回数にして15回)の放射線治療を行っていますが、1クール終わるとちょっとだけお鼻の上の毛が抜けて、黒くなるだけで、ただれたり、痛みが出たりなんて全くありません。

 また、我々のような一般開業医でも、おそらく1病院につき1~3台はICU(温度・酸素濃度などを一定にできる集中治療室(ゲージ))を持ち、一昔前は助けてあげられなかった動物さんを助けることが出来るようになっています。
また、命を助けるものではないけれど、低出力レーザー治療(当院使用レーザーはHe‐Neコールドレーザー)や鍼治療(鍼には詳しくないですm(__)m)は、1度で劇的な効果はないけれど、鎮痛効果があり、当てると気持ちがいいのか、レーザーを当てるのを楽しみに来るワンちゃんもいます(^-^)。
 椎間板ヘルニアや靭帯などの整形外科手術後の運動療法にしても、人間同様、専門の方がリハビリテーション・プログラムを組み、マットやボールを使うリハビリや、水中トレッドミルなども使用します。人間と全く同じですね(^_-)-☆。

 また、わんちゃん用の体脂肪計(計りたい方はお申し出くださいね(^-^))もあり、体脂肪と病気との関係性についても研究されています。体脂肪率35%以上を肥満と定義し、30%未満と比べると外耳炎に罹る率は2.4倍、膿皮症が1.8倍、歩行障害が2.5倍だそうです。

 そんなこんなで、一昔前のように動物さんが調子を壊しても「所詮、犬猫だからね~!」なんてことなく、人間同様の治療・検査ができる今の時代に獣医師になって良かったと、この仕事にとてもやりがいを感じている毎日ですが、人間とのギャプを感じることもあります。

 ではもし、ご自分の体に"しこり"を発見したらどうされますか?しこり=癌と思いあせりますよネ。
 そんな場合、罹りつけの内科に行きますか?それとも罹りつけの外科?
 いいえ。
 自分の体の事をよく知っていてくれて、相当信頼をしている病院や先生がいらっしゃる場合以外は、おそらく初めから大きな病院ないし、大学病院に行かれますよね。
 では子供さんならどうされますか?突然大きな病院に行かれますか?おそらく大多数の方は、まずは罹りつけの小児科で診察をうけ、その先生の指示に従うと思います。

 動物さんはどちらに入りますか?

 突然、全く知らない大きな病院に罹られますか?

 人間の大人同様にそう考えられる方もいらっしゃると思います。けれど、うちに来ていただいている方がその選択をされたら、とても悲しいですね(-.-)。Ah~信頼されてないんだな~((+_+))と。
 大きな病院がすべてにおいて優れているとは限りませんし、大学病院がすべてにおいて優れているとも限りません。「これこれの病気なら、どこどこの先生。癌ならどこそこの大学病院。」など、内部事情を一番知っているのは、実は我々獣医師なのです。また、飼い主の方が思っているほど難しい病気でなく、一般の開業医でも普通に治療を行う病気であったり、手術であったり、または、検査は大きな病院で行って(CT検査やMR検査など)、診断・治療は個々の動物病院で行う場合も少なくありません。

 どうぞ飼い主の方は、罹りつけの獣医師を信用して下さい。けどその前に、我々獣医師が飼い主様に信頼していただけるような人格(?)にならなくてはいけないのですけどね(-_-メ)。
 なかなか人格形成は難しいですが、今私が出来ることは、最新医療の知識を蓄えるため、日々、勉強です。また、セミナーに出席する度に、新たな治療法、検査法を学べるため、できるだけセミナーも出席したいので、臨時休診にさせていただく場合があるかもしれません。
 せっかくこの良き?時代を生きているので、動物さんにも最善の治療を行い、家族みんなで仲良く長生きしましょう(^-^)(^-^)。少しでもそのお手伝いができれば私は幸せです☆(^-^)☆。

P.S 
今年もおかげさまで、うちのメルモがお誕生日を迎えることができました。
癌の放射線治療をはじめてから2年。メルモは頑張ってくれています。
気にしていただいている方々、本当にありがとうございます。
メルモはまだまだ頑張ります。『まだおいしい物をいっぱい食べたいからね(^^♪』

投稿者: マリア動物病院

2009.07.01更新

 皆さん、ご自分の健康診断を受けられていますか?

 お勤めの方は、会社で年齢によって簡単な検査から細かい検査まで、オプションで検査を受けることができたり、そうでない方も市からある年齢になると簡単な検査の補助が出たりする ため、検査の機会があったり、又お若い方は全くなかったりするかもしれません。
 何を隠そう、私は全く検査を行っていません。けれど、悲しいかな((+_+)??)市から補助が出る年になってきたので、もうそろそろ検査してみようかしらと思っています。

 人間ドッグを受けられたことがある方や、受けようかなとお手元に資料がある方は、目を通しながら読んで頂くとわかりやすいのですが、だいたいミニ健診として、問診・身体計測・血圧・視力・聴力・尿検査・糞便検査・血液検査(生化学・一般)・心電図・胸部レントゲンなどの項目が入り、ここからオプションとして・・・まぁ(+o+)あるわ!あるわ!。 いろんな検査項目があります。

 どこまでの検査を、どのくらいの間隔で行っているかは、年齢や体調などによって違うと思います。

 では、おうちの動物さんはどうされていますか?(ワンちゃん、猫さんに的を絞らせていただきます。)

  「うちの子は定期的に検査をしているわ(*^。^*)」という方はどのくらいいらっしゃるでしょう。
定期的と言う所があやふやですが、人間の1年で動物さんたちはどのくらい年をとるのかというと、ほぼ4年です。(※年齢換算表参照)

 年1回検査ということは、人間では4年に1度の検査に当たります。

 うちに来ていただいている動物さんたちは、約6割の子が年1回は定期血液検査を行っており、そのうちのほぼ8割がフィラリア検査の採血のついでに行い、猫さんは秋季腎臓キャンペーンで行っています。飼い主さんたちの意識の高さに、感謝(^O^) 感激(^<^)ですが、欲を言えば8歳以上(人での50歳以上)の子たちは、年2回(人での2年に1度)は検査を受けていただきたいです。

 では、検査と一言で言っても、どんな検査をされていますか?

 先ほどの人間ドッグのような検査(色々ありすぎますが)をすべてされていますか?
 ここからが難しいところなのですが・・・・。
 動物さんたちは大事な家族です。では、できるだけの検査をするべきでしょうか?
 ここで、人間との違いが出てきます。と、いうのは、人間と違って動物さんたちはじっとしていることができません。超音波検査では長時間じっとする必要があります。
 肝臓などを見るためには、ちょっと腹部を圧迫することもあり、場合によっては痛みを感じるかもしれません。採血ひとつでも、体重比で相当量血液を取らなくては多くのオプションの検査はできません。CT検査、内視鏡検査などでは、麻酔までかけなくてないけません。
 ですので、動物さんの性格、年齢、状態を考慮し、その子にあった検査を行うと良いです。

   理想モデルとして、7,8歳以下の子は年1回の血液検査(一般検査、生化学検査)、それ以上では血液検査に内分泌検査をオプションで入れて年2回、さらに心電図など循環器もチェックできるような検査や、腹腔臓器の確認もしていけると安心です。
ちなみにうちのメルモは癌なので(Drりえのお話 No.3 うちの子が癌になりました 参照)、3カ月に1度、血液検査のみならずCT検査も行っています。あとの子たちは元気なため、若者たち(7歳以下)は1年に1回の血液検査、長老たちは3カ月に一度の血液検査を、状態によって心電図、超音波、レントゲン検査などを行っています。
  では、「こんなに元気なのに、検査なんて必要なの〜(-.-)?」とお考えの方々!。
そうですね(+_+)。実際必要かどうかなんてわかりません。私たちも健診をするときに、何かあるかどうかわからないから検査をしますよね。結果、何も悪いところがなかったら、「良かった」と思うのか、「検査代がもったいなかった」と思うのか・・・。
さらに動物さんはお話ができません。
 常々、外来診察でかなり進行してしまっている病状でも、飼い主さんは「これでも昨日までご飯を食べていたんです。」という場合があります。大好きな飼い主さんの前では頑張ってしまい、元気に見せようとしたり、猫さんは調子の悪さを隠そうとする習性もあるのです。
また、犬種、猫種別の特異性や、個体差があるため(人でもしかり)、調子が悪くなった時点で検査を行っても、はたしてその値が(明らかな異常がない場合)病状と関係する値なのか?、元々の値なのか?、はたまたいつからその値なのか?、などが全くわかりません。


 例えば、1歳の明らかに元気な頃から血液検査をしっかりと行っていて、その頃から赤血球数が少なめで、2歳、3歳とずっと少なめな場合、その子は赤血球数が少ない子だということがわかっているため、いざ調子が悪く血液検査をした場合でも、赤血球数が少ないことは無視し治療が出来ます。また、4月にフィラリア検査と同時に血液検査をしている場合で、その時に全く問題がなく、6月頃調子を壊して検査をしてみたら肝酵素が高かった、となると、4月以降6月までに何かがあったということも分かり、治療に非常に役に立ちます。
 そんなこんなで、小さい頃から定期的に検査をするということは、非常に有意義なことなのです。

 お金もかかることなので、私たちは日々、必要以上にお勧めすることはありません。
  「先生からそんなこと勧められたこともない(;一_一)」とおしかりを受けるかもしれませんが、ぜひ今回のDrりえを読まれた飼い主さんで、動物さんの定期健診をされていない方、検査をしてみてください。
 大事な動物さんが1日でも元気で、長生きできるように、お手伝いができればと願っています(*^^)v



 検査とは話がそれますが、動物さんは生後3カ月ぐらいで人間でいう5歳ほどになります。ということはペットショップやブリーダーさんから新しいおうちに来る頃は、人での 「ピッカピッカの1年生(*^^)v」の頃に当たります。それさえ知っていれば、3、4ヶ月の ワンちゃんに赤ちゃん用の粉ミルクなんて与えないですよね〜(-_-メ)。


 

投稿者: マリア動物病院

2009.06.01更新

 2008年12月のDr.理恵 『食の安全』 に次ぐ、第2弾!。
 再びフードのお話をしたいと思います。 フードと言っても、今回は『食事療法食』についてです。

  『療法食?』、なんのこっちゃ<(`^´)> と思われる方もいらっしゃると思いますが、下痢をして動物病院へ罹った事のある方なら、おそらく一度ぐらいは獣医さんに「2、3日これ食べて」と言われて買ったことがおありでしょう。恐ろしいほど(?)高い、あのフードです(>_<)。

 ご存じない方のために説明させていただきますと、療法食とは・・・病気の動物さんたちの食事管理のための専用食品です。要は、私たち人間が病気になったとき、お医者さんに食事に気をつけるように注意されますよね。肝臓が悪いときには 「お酒を控えなさい。」心臓が悪い時には 「塩っ辛いものを控えなさい。」 腎臓に負担がかかっているときには「タンパク質を控えなさい。」 また、食物アレルギーがある場合にはその原因となる食べ物を食べないように指導されることもあります。
 動物さんでも同様なのですが、人間と違って普段手づくりフードを食べていないことや、手づくりと言っても必要な栄養素、ビタミンなどのバランスを調整しながら作ることは、至難の技です。そのために、病気のときの栄養バランスを補いながら、回復に必要な栄養素を過不足無くとるために作られているフードを「食事療法食」というのです。

 回復のためにどのような栄養素が必要か? などは病気によって違います。ですから、食事療法食も病気によって異なり、心臓病には心臓病用の、肝臓病には肝臓病用の、腎臓病には腎臓病用のフードがあります。
 
 では、心臓病だったら心臓病用、肝臓病だったら肝臓病用を食べれば良いのか?

 そうも簡単にはいきません。
  例えば、心臓病でも心臓の何が悪いか、その動物さんの年齢、病気の進行状況などによっても変わってきますし、動物さんの体質によって、逆に療法食を食べることによって、他の病気になる事だってあります。(結石溶解フードはまれにゲボしてしまう体質の子がいて、食べ続けると膵炎になることもある・・・など。)
 また、定期検査や診察より、フードの変更をしてみた方が良い結果になると思われる場合や、逆に全く効果が出ていないときにはフードだけでなく治療法を変更した方が良い場合や、はたまた、ほぼ病気は完治しているため、わざわざ高価な療法食を食べる必要がなくなっている場合などもあります。
 
 何が言いたいのかというと・・・。

 「せっかく高価(>_<)な療法食を食べさせるのであれば、検査や診察を適切に受け最大限、効果が出る食べ方をすべき」

 言い換えるならば、療法食を買う場合には、その病気とフードについてのしっかりとした知識があり、使用が推奨されない病態についても知識がある所から買うべき! と言う事です。だから、『獣医師専用 食事療法食』と言うのです。

 今、インターネットや獣医師不在のペット関係ショップなどでも、療法食を見かけます。たしかに、わざわざ動物病院に行くより、手っ取り早く手に入るし、お値段だって若干お安いのでしょう。でも、インターネットやショップは「○○ちゃん、その後いかがですか?次、△△頃再検査してみましょうね。」とか「もう1ヶ月もこれ食べてますが、改善してませんね!食べ方間違っていませんか?」など、言ってくれるのでしょうか?ちなみにうちでは、院長席が受付の後ろにあり、診察中でない限り私はそこに座って勉強しているため、受付に来られた方で、診察でなくフードなどを買いに来られた方と必ず顔を合わせることができます。そこであまり診察に来られなくてフードを買っていかれる方には、「たまには様子を見せて下さい。」や「最近状態はいかがですか?」など、ちょっとうっとうしい感じですね(^_-)-☆。

 また、そろそろ気温が高くなってきますので、最近はさらにうっとうしく、いちいち「フードはどのくらいで食べきりますか?」と皆さんにお聞きしています。というのは、人間のポテトチップしかりですが、フードも封を開けるや否や酸化が始まります。酸化がおこると味の変化や栄養価の低下のみならず、カビ毒や他の発癌物質なども発生させます。カビ毒に関しては25〜35℃が最適温度ですし、また冷所でも発生します。以上より、これからの季節は特に 「フードの基本は封を開けて1ヶ月以内です(ー_ー)!!」 と皆さんに注意喚起しております。(本当は冬でもですよ〜(>_<)。)

 私たち獣医師は動物さんを治療したり、病気の予防をすることが仕事で、ほとんどの獣医師はそれで生計を立てています。物品販売で売り上げを立てているわけではないため、オーナーさんがどこでフードを買われようと、別段問題はありません。ただ、治療として療法食を使用しているのに(言ってみれば、投薬の処方と同じですよ!)、カルテ上では患者さんが指示通りの投薬を行ってくれていない状態で、では薬をしっかり服用してもらってから次のことをしていこうと治療法を検討しているのに、実は投薬を続けてましたとなると、全く治療の方針が変わり、再度治療法を考えあぐねなければならないのです(+o+)。

 インターネットなどで、療法食を買われている方。
  一度病院で診察を受けられてはいかがでしょう?高価な療法食を使う意味があるのか、ないのか? 使用方法、併用食との兼ね合いは? 維持食として害はないか? 開封後の日数は?・・・。 特に季節柄、最近多いのが皮膚関係です。私「フード続けないと良くならないよ」、オーナーさん「先生に言われたのずっと続けてるけど」・・・。オーナーさんからすれば獣医師に言われて食べてるのに良くならない→獣医師不審→ドクターショッピング→結局は動物さんにとばっちり・・・。です。
  そうならないように、高い療法食を使うのであれば、使用目的、使用方法、禁忌事項などをしっかりと理解し、目先の得でなく、何よりも動物さんの利益を重んじて使用していくようにして下さい。

  療法食の正式名称は、『獣医師専用 食事療法食』なのですから。


投稿者: マリア動物病院

2009.03.01更新

  なんとなく春めいてきました。花粉症の方々はマスクが必須な季節となってきましたね。     
                 
 私は・・・というと、原始的な体質のためか、ありがたいことに花粉症などのアレルギーは全く ありません。が、最近外来に来られた方は 『あれ?先生ひどい鼻声で、なんか鼻ぐちゃぐちゃしてたじゃん』 と、思われると思います。                      
 風邪です・・・(*_*)                      
 実はこう見えて(見てくれ、病気なんてしそうもないでしょ(^^♪。)免疫力がとても弱く,また欲張りなので(?)、感染性の風邪は必ずといっていいほど罹ります。そして扁桃腺肥大 のため、熱がドッカーンと出て、喉が痛くなり声がガラガラになるため、皆様に聞き苦しい声を お聞かせしていることと申し訳なく思っています。                      
                       
 では、この「風邪」とは一体どのような症状を言うのでしょうか?     
                 
 フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」によると、「医学的に風邪とは単一の疾患で はなく、かぜ症候群とされる。急性鼻咽頭炎(普通感冒)から急性侯頭炎、咽頭結膜熱、インフルエンザ(流行性感冒)、マイコプラズマ肺炎等までの総称である。ただし、多くの場合単に風邪と言えば普通感冒を指し、それ以外を風邪と呼ぶ事は少ない。」とあります。では、普通感冒とは?・・・「かぜ症候群と呼ばれるウイルス・細菌等の感染病の代表のひとつである」                      
 ややこしいですが、要は細菌等に感染して、鼻や喉が痛くなる病気のこと、みたいです。では 胃腸風邪や勝手に一人でひく(寒かったりしてひく)風邪(※)などは、なんなのでしょうね(*_*;                      
                       
 話は反れていますが、では動物さんは風邪をひくのでしょうか?動物さんといっても、ライオンさんやキリンさんなどのことはわかりませんので、犬猫さんのみの話をさせて頂きます。                      
                       
 人間でいうインフルエンザを風邪というのであれば、犬猫さんも風邪をひきます。皆さん、犬猫さんに混合ワクチンを接種していますよね(^_-)-☆、生後2ヶ月過ぎごろに、2~3回接種し、(もしくはペットショップで接種)その後1年に1回接種している(はずの)注射です。今、 お手元にワクチンの説明文があればわかりやすいのですが、ワンちゃんなら5~9種の病気、猫さんなら3~6種の病気の予防ができるのですが、その中でいわゆる人間でいう"風邪"と 似た症状になる病気があります。                      
                       
 ワンちゃんでいうと、ジステンパーの初期症状は高熱、くしゃみ、咳き込み、鼻水だらりですし、アデノウィルス2型感染症も同様に熱が出て、くしゃみ、鼻水、咳が続き、喉が痛~くなります。                      
 犬パラインフルエンザは名前の通り人間のインフルエンザと全く同じ症状になります。そしてそれらのウィルスと細菌との混合感染、二次感染などによって"ケンネルコッフ=犬の咳"と 呼ばれる、完治に時間がかかる、命の危険もある怖い病気を引き起こすこともあります。 
                     
 人間だって、たかが風邪から肺炎を起こしてしまって亡くなってしまう方もいらっしゃるし (中学生の頃、風邪による肺炎で同級生が亡くなりました。)、風邪のウィルスが脳に入り込んで 髄膜炎をおこしてしまう方だっていらっしゃる(大学の後輩が幼い頃罹ったそうです。)から、人間の風邪の方がワンちゃんより軽いとは言えないけれど、相対的に見て、ワンちゃんの方が 症状は重く、治るにも時間がかかります。                      
                                                                                                       
  ネコさんも同様にカリシウィルス感染症、ヘルペスウィルスによるウイルス性鼻気管炎などは、くしゃみや鼻水、扁桃炎などで"THE 風邪"のような状態になります。そして、弱っているこは 治るまで何ヶ月もかかったり、慢性感染になってしまったり、命を落としてしまったりします。                      
                       
 でも、猫さんはあまり見かけないけど、たしかにワンちゃんにはいわゆる人間でいう(前述※) "勝手に一人でひく風邪"があるような気がします。うちのメイ(黒ラブの知能障害犬、享年7歳) は幼い頃から体が弱く、ちょっとでも寒い思いをさせるとお熱が出て、「ク、ク、クショ~ン(>_<)」  と鼻水を超飛ばしてくしゃみを連発していましたし(早めのパブロンならぬ、早めに抗生を 使うと治りも早かったのですが、ちょっと治療が遅れると点滴が必要でした。)、メルモも 先日の定期CT検査の後、お熱が出て、食欲がなくなり、下痢が続きました。いわゆる"胃腸 風邪"ですね(;_:)。おそらくCT検査の際に、寒い所で体が冷え、体調を崩してしまったのだと思っています。理屈では、そのような病気は動物さんにはないのですけどね(^_-)-☆                      
                       
 理屈はどうであれ、動物さんだって私たちと同じ生き物なんですから、同じ病気はあるはずです。うちのメルモなんてわがまま病ですし、茶々(ササ)なんて、パニクリ症候群(私も罹っている病気ですが、何か事が起こると慌ててしまい、はちゃめちゃになり、さらに事が悪化して しまう状態になる病気(?)。慌てず落ち着いて対処すればよいのですが・・・)で、おしりに ウンチがつくとどうして良いかわからなくなり、部屋中を走り回り、あちこちぶつけまくり、最終的にはウンチは取れずに、体中怪我だらけになっています。・・・お馬鹿病とも・・・。                      
                       
 人間も動物さんも病気をすると健康の幸せを痛感しますが、元気な時には 「健康であることはすばらしいヽ(^o^)丿」 ということを忘れがちです。私なんて、劇症肝炎で命をおとしかけたことまであるのに、そんなことすっかり忘れ、健康なのが当然だと思ってしまいます。    
                  
 うちはメルモにカウントダウンがかかっていますので、メルモが毎日元気でいてくれることが何よりの幸せだと思っていますが、たまに『あ~宝くじ当たったら、幸せになれるのに~』 などと考えてしまうこともあります。                      
 駄目ですね(^_-)-☆。                      
 健康一番、お金は二番、三、四がなくて五に愛ですかね(*^_^*)。                      

投稿者: マリア動物病院

2009.01.01更新

    さんま玉緒の『あんたの夢をかなえたろか 』という番組をご存知ですか?   
                   
 このお正月にもお年玉スペシャルが放送されていました。街中で、「あなたの夢は何ですか?」  と尋ねていき、その中のどなたかがその夢をかなえてもらえるという番組です。                      
 今まであまり見たことがありませんし、今回もノリノリで見ていたわけでなく、ただなんとなく TVが付いていて他事をしながら見ていた(聞いていた)のですが、そんな私の耳に 「余命宣告をされたうちの犬に・・・・・」とかなんとかとの言葉が聞こえてきました。    
                  
 TVを見るとへらへら笑いながら何か話している、ほろ酔い気分のサラリーマン風のおとうさんが映っていました。                      
                       
 ワンちゃんの余命宣告なんて、私にとっては自分の余命宣告よりも一大事(>_<)!!。                      
                       
 「へらへら笑いながらする話しではないでしょ<(`^´)>」と私が言葉に出した瞬間、そのお父さんは突然嗚咽!お話を続けられなくなり周りの人に頑張れ、頑張れと応援され次に出てきた言葉。                      
                       
 「好きなものを、おなかいっぱい食べさせてあげたい。」                      
                       
 もう私は号泣です。(人とちょっと泣くタイミングがずれているかも?話はずれますが、先日 緒方拳さんの遺作ドラマ"風のガーデン"で、初回飼っていたゴールデンレトリバーが死んでしまう 場面で号泣(;_:)。以後一度も泣きませんでした。おそらくそこは泣くところではない。)    
                  
 余命どのくらいと言われているかは忘れてしまいましたが、おそらく食いしん坊だったそのワンちゃんは、ご飯が食べられなくなってきているのでしょう。病名などは全くわかりませんが、家族の一員として大事に育てられてきたワンちゃんだと思います。私も何頭も飼い犬を看取って 来ましたが、最後にご飯が食べられなくなってくると心の底から願うことは(当然、元気になって 欲しいのが一番ですが、その夢が絶対に叶わないとわかってから願うこと)、そのお父さんの言葉そのまま・・・「好きなものを、おなかいっぱい食べさせてあげたい」の一言です。                      
                       
 元気な時は、当然メタボになってしまうと様々な病気を引き起こしてしまうので、食事を制限させますよね(^_^;)。うちのダックスの茶々(ささ)なんてちょっと多めに食べさせるとすぐ太ってしまい ベットにも飛び乗れなくなりますのでかなり制限しているので、エブリデイ、エブリタイム空腹状態です。                      
 でも最後ご飯が食べれなくなる頃には、その時が懐かしく、また余ったフード(うちの動物は皆かわいそうに病院で余ったフードを食べさせられている)なんかでなく、もっとおいしいフードを あげればよかったなどと、後悔をするのでしょう。 メルモは少しだけ先が見えているため(Dr.りえのお話 No.3  うちの子が癌になりました参照)、「少しぐらい太ってもおいしいもの食べさせてあげたい」という気持ちで生活をしているため、彼女は癌になってからかなり太りました(^_-)-☆。                      
                       
 「あなたの夢は何ですか?」と取材が来た時(来ない(^o^)丿"来ない(^o^)丿")のために、私考えておくことにしました。      
                
 まずは(Dr理恵を読んで頂いている方には言わずとも知れた)私の命よりも大事な  
                    
 ①「メルモの癌が治ること」 これを取材で使っていただくことは皆無ですね(>_<)。                      
 次は私の人生かけてしていきたいことですが、                      
 ②「どんな病気の動物さんも助けたい」 これも夢物語なので、絶対に使ってもらえそうもない。                                      

 ではそういうことでないことでの夢は?
   中学ぐらいの頃の夢は「コアラを抱
くこと」。これは大学 の時の実習で東山動物園に行かせて頂いた際に、当時の園長さんが叶えてくださいました。                      
 ついでにペンギンさんとキリンさんの頭なでなでとか、子供のオランウータンとお手々つないでのお散歩や、生まれてすぐの子ザルさんも抱かせていただきました(新聞に載りました~(^^♪)。   
                   
 次に大学の頃の夢、「イルカと泳ぐこと」。これも6年ぐらい前に主人とグアムに旅行に行ったときに叶えて貰いました。主人は泳ぎが苦手のようで躊躇していましたが、泳ぎの得意な私は とても気持ちよく泳ぐことが出来ました。あと小学生の頃からの一番大きな夢、「動物関係の 仕事に就きたい」という夢も皆様のおかげで叶えさせて頂いているし、取材が来なくても夢を 叶えさせて頂いている私は、本当に幸せ者かもしれません。

   これ以上贅沢を言うと、神様に 怒られるかもしれないので大きな声では言いませんが、TVが取材に来た時用に・・・。  
                    
 「ホノルルマラソン完走」・・・・全く運動はしていませんが、常々良い診察を行うには体と精神が 丈夫であることが必須だと感じているので、体&精神作りの為走りたいとは思っているのですが、目標がないと挫折してしまう性格のため、大きな目標を立てたいと思います。でも、ホノルル  なんて1泊で行けないし(1泊以上は休めない)、1キロ歩くことさえ今は出来ない。もう少し現実 味のある目標、「名古屋マラソン完走」ぐらいにしておきます。                      
 もう一つ、これは死ぬまでに絶対叶えよう(引退した後)と思っていますが「オーロラを見る」。 寒いところが何よりも苦手な私が、そんな寒いところに行けるのか疑問ですが、必ず叶えます。     
                 
 最後に。
  私は子供がいないので、叶えてくれる人がいないかもしれませんが、     
                 
「私のお葬式には動物さんたちと列席して欲しい」。以上です。                      
 皆様の夢は何ですか?。叶えられるといいですね(^_-)-☆                      
                       

投稿者: マリア動物病院

2008.12.01更新

 2008年は、人(生き物)が生活していく上で必要な、衣・食・住の『食』について考えさせられる 1年でしたね。                      
                       
 『食の安全』  
                    
                       
    私たちは毎日数え切れないほどの物を口にしますが、それが『安全ではない』なんて想像すら していませんでしたよね。餃子事件、メタミドホス、シアン化合物など・・・。                      
 子供のいない私は、まず一番にうちの子達(動物です)、特に人間の食べ物をちょこちょこっと あげてしまっている(え~っ\(-o-)/。獣医師なのに?)犬たちのことが心配になります。                      
 餃子事件の際も、("りえちゃん3分クッキング?"で冷凍餃子には大変お世話になっている) 自分はさておき(主人も?)「メルモとササには餃子なんてあげてないよね~(・・;) 」と、とても心配でした。    
                  
                       
   『食の安全』の基準とは何なのでしょうか?中国産だから心配で、日本産だから安心?では ないですよね!。高級なウーロン茶は中国産を選びますし、日本で作っているからと何の疑い もせず買っていたウインナーには毒物(薬物)が混入されていました。事故米を流通させたの だって日本人です。                      
  では、値段が高ければ安心?。・・・安いものよりは安全である可能性は高いけれど、高級料亭『船場吉兆』の例もあります。(薬物ではないけれど・・・(-_-;)。)                      
  もうこうなってきたら、何を?誰を?信じればよいのでしょう!。                                
                        
  うちはメルモが癌になってから 『少しでも良いものをメルモに食べさせたい(^。^)。』と願う 気持ちから(プラス、自分はどうでも良いのですが主人にも長生きしてもらいたいので)、 無農薬野菜を取り寄せています。この"無農薬"も本当に"無農薬"かどうかは、自分で作って いるわけではないので"100%"という保障はありませんが(生協しかり)、私的にはネームバリュー ないし値段その他でその会社を信じ、『とても良い(^^♪。』と思っているお野菜をメルモだけで なく、ササ(ダックス)やスーリ(ウサギ)、鳥さんたちに与え自己満足?!しています。 
                      
 信じる理由は人それぞれ異なると思います。私のようにネームバリューだったり値段だったり(私は若干、高いもの良かれ主義)、はたまた確実な証拠だったり・・・。                      
                       
 では、これからが本題なのですが・・・、私たち人間にとってのお米に匹敵する、動物さんに一番影響を与える"フード"の安全性は?。                      
                       
 "フード"と一言で言っても、量販店(スーパーなど)で売っているフード、量販店では扱ってないけれどペットショップでは売っているフード、前両者では扱っていない動物病院取扱フード、通販でしか取り扱っていないフードなど、様々です。                      
 それぞれに利点、欠点はあります。                      
                       
  話は少しずれますが、以前1歳の猫さんの避妊手術前検査にて肝酵素の上昇(何らかの 肝障害をうけている)が認められました。食事について訊ねたところ、「とても良いフードを 通販で取り寄せている。」ということでフードを変えることはできずに投薬治療を行っていたのですが、いまいち改善しない(>_<)。ためしに!ということで動物病院取扱フード(療法食でなく、一般食)に変えてみたところ、あれよあれよという間に正常値に戻りました。それがフードの 内容成分(蛋白などの組成分)のせいなのか、その他の要因(添加物など)のせいなのかはわかりませんが、もしそれが後者のせいであった場合、知らずに食べ続けていれば命に関わる不可逆的な肝機能不全に陥っていたことでしょう。ではそうなってしまった時、誰が責任を とってくれるのでしょうか?誰も命の責任なんて取れません。                      
                       
 では、私たちはどのようにフードを選べば良いのでしょう?  
                     
 私たち一般ピーポがフードについてわかることは原材料名ぐらいです。   
                   
 ここでワンポイント(^^)/です。フードの裏側の原材料は内容物が多いものから書かれています。ライフステージや健康状態によって、栄養バランスのとれたその子に合うフードを選んで いただきたいのですが、実はワンちゃんは先祖が肉食の雑食動物、猫さんは真性肉食動物 なのです。そのことを念頭に置き、表のイラストや言葉などで選ばずに裏の原材料をしっかり                      
見て、おうちの動物さんの年齢などを考慮しながら選んでいただきたいです(^。^)。
                     
 それ以外のことはわかりません。となると、"フード"の安全性に関して私たちが得られる情報は あるのでしょうか?
                      
 フードは ①製造者→②卸業者→③販売者→私たち消費者の手に渡ります。                      
 何か問題があった場合、この逆の流れを確実にたどる必要があります。そして責任の所在を はっきりさせます。逆に①の方々は、逆の流れがはっきりしている場合には何かあったら 責任を取らなくてはいけないことがわかっています。ということは、(私の仕事もそうですが) 責任を取らなくてはいけない=責任を持つ=商品(行動・治療)に自信がある、ということに つながるのではないでしょうか。うちで扱っている動物病院取扱フードの目で見える確実な安全性の確認は出来ないけれど、製造ラインまでわかっているフードです。それほどにまで 責任を持ってくれているフードなら信じてもいいのではないのでしょうか?。                      
 食事は体を作る源です。アクセサリーよりも、お洋服よりも、なによりもこだわりを持って 選びましょう。そのこだわりは、裏切ることはないはずですよ(^_-)-☆。                      

投稿者: マリア動物病院

2008.10.01更新


 皆さん 動物園、水族館はお好きですか?私は・・・ご想像どおり、だ~い好きです(^_^)/。  
                   
 幼い頃は、名古屋っ子はみんな(?)大好きな 【東山動物園】 に入りびたり(だったはず)です。というのは、3、4年前に久しぶりに東山動物園に行ったのですが、何でこんなに園内のことがわかるのか!と自分でもびっくりするぐらい、『あ~ライオンはこっちだよ。じゃあまずお猿さんの方見てからペンギンさんの方行く?』などと、動物園内の地図が完璧に頭に入っていました。 ということは、どれだけ幼い頃に行っていたか!ということと、三十ウン年間、園内の動物さんの場所換えをしていない(?)ということですよね~(^_^;)。  
                   
 なんやかんやで、いい年のおばさんが『きゃーきゃー』騒ぎながら楽しい時間を過ごしました。                     
                      
 そして大学時代。旅行のメインイベントは、観光でもグルメでもなく、その土地の動物園や水族館を見ることでした(^・^)。・・・全く・・・。                     
 獣医の友達("じゅういーず"といいます)以外からすると、最も連れて行きたくなかった 人物だったと思います。                     
                      
 色々なところに行きましたよ~(^^♪。                     
                      
 北海道の 【のぼりべつ熊牧場】 は熊さんが二本足で立っちして、お菓子を 「欲しい欲しい」 する姿がかわいくて、皆に『もういい加減に帰るよ~(-"-)』と怒られるほど見てました。【キタキツネ 牧場】ではついきつねさんに触りたくなって、手を出そうとしてしまい、友達に『何やってんのよ~ (ー_ー)!!』と怒られ、はっと我に返りました。                     
 また、和歌山の 【アドベンチャーワールド】 は最高でした。ここったら、普通の動物園にいる動物さんだけでなく、パンダさんもいますし、サファリパークだってありますし、またまた海獣系 もいて、イルカさんなどのショーもあるんです。もう 最高! 最高! 最高! !(^^)! !(^^)! !(^^)!。 
                    
 最高と言えば、横浜【八景島シーパラダイス】 も最高でした。話はずれますが、私たちの大学では、大学4年後期から講座に入り、約2年半卒論研究をして、大学6年の1月に卒論発表会が あり、その発表が卒論としての単位となり、卒業が可能となります。(他に単位を落としていたら、卒業できないですが・・・。)   
                  
 そんな感じで、6年生の12月から1月にかけて卒論提出やら、発表の準備やらで非常に忙しい のですが、3月初旬に獣医師国家試験を控えているため、1月に発表が終わるや否や休むことなく、国試の勉強に入ります。それも、6年間勉強してきたすべてのところから、試験は出るわけで、やまもはれず、とにかく1日24時間のうち、いつ寝て、いつ勉強して、いつご飯食べてるかわからないような生活を1ヶ月します。もうふらふらです。そして普通の精神、健康状態で ないような状態で国試を受けます。当日なんて、吐血する者や、下血する者続出です。
                     
 その国家試験会場が東京だったので、試験後に卒業旅行かねて仲間で【シーパラダイス】に 行ったのですが、先ほどお話しましたように、普通の精神状態でないのに加え、"じゅういーず"は 私も含め、もともとちょっと頭がおかしいのか、「海獣ショー」であまりにもイルカさんや、鯨さんが 上手にショーをするのに感極まりすぎて、7,8人いた"じゅういーず"全員大泣き(;O;)をしました。  周りの方々がにこやかに、楽しそうに観覧している横で大泣きなんて怪しすぎますね~(^^ゞ。 
                    
 ともあれ、すばらしいショーでした。(さらに話は飛びますが、私は以前犬のサーカスショーを見て、みんなあまりにも上手にショーが出来ているのに感激し、周りの子供たちや親御さんが笑顔で  観覧している中、一人で『なんて上手なの』と感極まりすぎて、えんえんと泣いた覚えがあります。 それも怪しすぎますね・・・。)                     
                      
 非常に話は飛びましたが、他にも、この地域の方は動物好きでなくてもおそらく行ったことが あるであろう【富士サファリパーク】、【鳥羽水族館】、【南知多ビーチランド】、【竹島水族館】、【モンキー センター】などなど・・・のほかに、和歌山の方の【鯨の博物館】、【串本海中公園】や大阪【海遊館】、 あげればきりがないくらい、色々なところに行きました。                     
                      
 そして、そして、この9月23日、24日(23日祝日休診火曜日、24日定期休診水曜日の2連休)と  念願の 【美ら海水族館】 へ行って来ました(^^♪。想い起こせば、旅行は4、5年ぶりです。                     
 急患や、どうしても置いていけない子が来院されたらキャンセル覚悟でいたのですが、受け入れて くださる病院に1日だけお願いができ、決行できました。   
                  
 よかったですよ~。ジンベイザメ!(^^)!。大阪海遊館よりもいっぱいいました(^・^)。
大好きな 海獣ショーもありましたし、満足しました。1泊2日の強行旅行のため、他の場所にはほとんど 行けませんでしたが、南のジンベイザメたちに会えただけで、良かったです。
                     
 本当は、ここ4、5年の夢は北海道 【旭山動物園】 なのですが、1泊2日では難しい~(>_<)。 いつか、皆様から必用とされなくなった時か、はたまた私の今のポリシー(院長である私が、患者さんすべての診察をしたい)に反して代診(勤務獣医師)を雇うようになったときか、はたまた命の洗濯が必要になるほど精神を病んだときか(?!)、また学会が北海道で行われる時か・・・。  いつかいつか許されるときがあれば、行ってみたいです(^・^)。でもうちの子達を置いていくのも、2日が限度だし、当分は無理そうです。夢を抱きつつ、日々の診察に励んでいきます。   
                  
 【旭山動物園】へ行かれたことのある方、土産話だけでも嬉しくなるので、ぜひお聞かせ下さい。  写真があればもっとサイコ~(#^.^#)ですね~。                     
                      
                      
                      
                      
                      

投稿者: マリア動物病院

2008.08.01更新

  皆さんご存知のことと思いますが、先月チワワを蹴り殺した男が「器物損壊罪」および 「動物愛護法」により逮捕されました。
                      
 そのニュースは夕方の外来時に超リアルタイムに患者さんから教えていただき、「名古屋だよ、犯人はチワワが怖くて蹴ったらしい。」と・・・・。      
                
 「ど~いうことだ(ー_ー)!!。」  
                     
 ちなみに人間を殺すと 「刑法199条 人を殺した者は、死刑又は無期若しくは5年以上の 懲役に処する。」ですよ。                      
 なんということなんだろう。チワワを蹴り殺した刑が、家の壁を叩き壊した刑と同等か軽いなんて・・・。                       
 また、隣人とのペットのトラブルで、ペット不可のマンションでワンちゃんを飼っていた人が 再三隣人よりとがめられ、隣人への嫌がらせとして自分のワンちゃんをその人の前で包丁で刺し殺して、「お前の子供もこうなるぞ!」みたいな事を言った事件もありました。  
                    
 おそらく脅迫罪のみですよね。2年以下の懲役又は30万円以下の罰金です。                      
 愛護法とかぶせてもそんな罪にはなりません。  
                    
 重症の動物さんがいれば夜眠らずに看病したり、何とか命を守るために日々奮闘している私には、本当に信じられない。この国は法律で守られているのか、縛られているのか・・・。                      
 私はとりわけ人間に厳しい。別に人間嫌いなわけではないけど、自分にも他人にも厳しい。   
                    
 三十うん年、この年まで生きてきて、様々な努力をして事を成してきたけれど、自分が設定した点数にたどり着いたことはないし(実は自意識過剰で目標点数が高すぎるのか、採点方法が厳しすぎるのか、本当に何もできない奴なのかは定かではないけれど・・・)、結構厄介なのは、他人にも それを求めてしまったりして、よく後悔をします
。                      
 話は反れましたが、そんなかんなで人間に厳しい私でありますが、うって変わって動物には 恐ろしいほど優しい。スウィートチョコレートにメープルシロップをかけたぐらい甘々(*^_^*)。                      
 夜中の回診(夜間の入院動物さんの見回りを私はこう呼んでいる。)の際には、死ぬほど眠くても、動物さんには笑顔が作れる。「大丈夫なの~(^・^)」とか言っちゃって・・・。                      
全然眠くない昼間でも、ちょっと疲れてるだけで人間に対してはなかなか笑顔を作れずに 「ムスッ~(-_-)」としているのに・・・。まぁ、これは厳しいということとはちょっと違いますけどね
。                      
 主人や母から言わせれば 「あんたは変わっている」 らしいけど、人間のために自分の命は           なかなか捧げる事は難しくても、動物のためなら捧げることは惜しくない。                      
 そこまで命を捧げている動物さんの命が、家の壁よりも下だなんて可笑しすぎますよね(>_<)。                       
 動物さんの命の重さを、しっかり量れる法律の改正を切に願っています。                       
また、虐待などで悲しく、辛い想いをして亡くなっていく動物さんが、少しでも少なくなってくれることを願います。      
                      
                       
P.S 先日うちのメルモが9歳のお誕生日を迎えることが出来ました。   鼻腔腺癌の放射線治療から丸1年。メルモは頑張ってくれています。 信じられないぐらい元気で、毎日生きてくれています。気にかけてくださる皆様、 ありがとうございます。メルモはまだまだ頑張ります(*^^)v。                      

投稿者: マリア動物病院

前へ 前へ
マリア動物病院 TEL:0561-51-2011 診療時間:9:00~12:30(受付12:00まで) 17:00~19:30(受付19:00まで) ※日曜日も診療しております