Dr.りえのお話

2012.01.01更新

 明けまして、おめでとうございます。

 2012年、年が明けましたね(#^.^#)。


 昨年は、世の中的には東日本大震災で悲しい年になりましたが、皆さんはいかがでしたか?

                                                                                    

 私的には、癌持ちメルモも年齢的に急激にヨボついてきましたがなんとか年を越せましたし、梅村家としては結婚十年目、40ウン歳、5度目の妊娠で11月1日(ワンワンワンの犬の日)に無事に女の子を出産し、世の流れに反してとても良い1年でした。また出産に関しては、私が1週間入院したため、皆様にご迷惑をかけてしまったにも関わらず、嫌な顔一つせず、心から喜んでくださる方ばかりで、今まで見えなかった人の優しさを心から感じる事ができる年でもありました。この場を借りて、皆さんに心からお礼を申し上げたいと思います。

 『本当に、本当にありがとうございました。m(#^.^#)m』

                                                                                 

 今年はその皆様の優しさを受けて、私がこれまで全く持ち合わせていなかった「人を思いやる」という感情を身につけ、日々の診療でお返ししていかねば(+_+)!と心に誓っております。

 また、世の中的には不景気であるため、今まで動物さんにかけていた生活費(治療費、フード代、予防料等)の余裕がなくなった方も多いかと思います。そのような場合は自分で判断せずにご相談いただければ、どれが重要で、どこを削減できるかのアドバイスをさせていただきます。昨年は全体的な流れとして、重要な予防等を削られた方が多いかと思いますが、削減する部分を間違えてしまうと、あと後に後悔することになりますので、ぜひ年の初めに、考えを改めていきましょう。


 マリア動物病院全体としましては、2002年に開院したので昨年で10年まるっと終わり、今年から11年目になります。また、今年から私自身の運勢が良くなりますので、飛躍の年となれば良いなと思っています。具体的な目標としては、まずは内視鏡の導入です。昨年、入れるつもりだったのですが予定外に((*_*)!)私が妊娠してしまい、つわりがひどくて診察以外の思考回路がストップしてしまったため、持ち越しとなってしまいました。また、鳥さんの診察にも力を入れようと思っています。昨年3月私の妊娠判明と時を同じく、うちの子桜インコ夫婦が卵を産み、抱卵を拒否したため保温庫で卵を温め、雛が孵りました。名前はトーリー、当院のアイドルです(*^_^*)。あの子のためにも鳥さんの診察に力を入れ、他の鳥さん達も助けていければいいな~(^-^)と思っています

 

 日本全国、人にも動物にとっても、今年は(または、今年も)良い年になりますように(#^.^#)
 
 

投稿者: マリア動物病院

2011.10.01更新

 ウィキペディアによると、奇跡とは「人間の力や自然現象を超えたできごと」とあります。まさしく私の大切なメルモは何度もその奇跡を起こしてくれています。

   メルモは2007年から鼻腔腺癌という癌と戦っています。(Drりえのお話 No.3 うちの子が癌になりました。参照
 対戦方法は放射線治療と民間療法(サプリメント中心)です。メルモの癌の進行状況からみると、癌細胞をすべてやっつけることはできないため、3カ月~2年ぐらい癌の進行を抑える事を目標に放射線治療を開始しました。
 放射線治療は(ご存知の方もいらっしゃると思いますが)限度なく照射できるものではありません。そもそも放射線とは癌細胞をやっつける治療ですが、その周辺の正常な細胞にもダメージが生じます。臓器ごとにある決められた量以上の放射線を当てると、正常組織も弱り放射線による害が出ます。また、正常細胞が受けた放射線の影響は何年経っても多少残りますので、同じ場所に再度放射線を照射することが出来ないことが多いのです。

 メルモの照射部位は鼻です。小さなメルモは鼻の長さが1cmぐらいしかありません。そしてその上には脳があり、眼があり、下には口があり、舌がありと、生きていくのに大切な正常組織がわんさかあります。当初の説明では、おそらく治療中に口腔内がただれ食事が取れなくなり、また、眼は見えなくなるのではないかという説明でしたが、最大照射量と言われている44Gry照射中は全く副作用が出ず、麻酔の影響も出ませんでした。 

 
                                                                                       

 以後3カ月毎にCT検査を行って、癌の進行状況を観察していました。
                                                                                                        

 そして1年と少し経った頃から、少しずつ癌細胞が活動し始めました。南動物病院の先生になんとか手はないのか相談しましたが、手は無いの一点張り・・・。

 そんな時、麻布大学の腫瘍科を紹介していただき、そこで放射線治療の圓尾先生に出会いました。  圓尾先生は、私が獣医師であり、麻酔、放射線の副作用等に関しての理解があることなどの理由から、放射線量越えての照射をしてみましょうということになりました。以後、メルモの鼻つまりの症状から約1~3カ月毎の照射をしています。計算上メルモの放射線総量は120Gryになっており、麻布大学では「奇跡の子」と言われているそうです。(奇跡の症例として、雑誌で紹介される予定です。)

                                                                                                  

 さらにメルモの奇跡は続きます。 

 実は7月中旬、アクシデントでメルモが心肺停止に陥りました。(ベットからの落下)すぐに1階の病院で蘇生処置を始めました。3分、4分・・・。時間だけが過ぎ、メルモは一向に戻ってきてくれない!!。メルモ、メルモ。私は叫び続けましたが戻ってきてくれない。
6、7分ぐらいたった頃でしょうか。瞳孔も開き、もうメルモをこの世に戻すことは無理だと2階の自宅にメルモを連れていき、主人に電話をしようとしていた時、「キュー」とメルモののどの音が・・・。えっ!。すぐ1階にメルモを連れていき、再度蘇生処置をすると、なんと、なんと、ずっと止まっていたメルモの呼吸が戻ってきたのです。その後、意識も戻り、冷たくなっていた体も温かくなり、外来始まる頃までには私を目で追うまでに回復してくれました。・・・奇跡・・・。12歳という年齢から、長期間の酸欠の後遺症は重いものであろうと覚悟はしていたのですが、2週間ぐらいでふらつきながらも立てるようになりました。ただ、落下の際舌を噛み切ってしまったようで、あのメルモの可愛い舌が半分以上無くなってしまいました。そのため、かたいフードやお水を飲んだりができなくなってしまったのですが、それも自分で克服し、お誕生日(8/2)までにはケーキも食べれるようになり、さらにお口の中にフードを入れてあげれば一生懸命にカリカリと食べたり、顔を半分以上つけてお水も飲めるようになりました(*^^)v。
 

 ただ、そんなかんなしている間に鼻が詰まりはじめ、恒例の放射線照射が必要な時期になってきました。いままでの体の状態とは違うメルモに麻酔&放射線照射というリスクは大丈夫であろうか?。不安と闘いながらも癌の増殖も怖いため、8月24日に放射線治療を受ける事に決めました。
                                                                                                

 その選択が良かったのか、悪かったのか(>_<)・・・。
 当日の放射線が非常に込み合っていた(水曜日が放射線照射日なのですが、前週がお盆休みだったため)ので少し粗雑に扱われてしまったことや、毎回メルモに麻酔をかけて下さる方がいらっしゃらなかったことなど、悪い条件が重なってしまったためか偶然か。麻酔からは無事覚醒したのですが麻酔後のメルモの状態は非常に悪く、さらに毎回持参している緊急治療セットを持参するのを忘れてしまっていたため、獣医師であるにもかかわらず、私はメルモに何もしてあげる事が出来ないまま、可哀想にメルモは 大学からの帰路5~6時間、ずっ~~~と咳込み、最悪の呼吸状態のまま頑張ってくれました。
 

 帰宅し、酸素吸入などの治療後少し容体は落ち着いたものの、次の日の午後まで咳は続き、小さな体に多大なストレスがかかっていました。
 

 また、家の修繕工事なども重なり、メルモには耐え難いストレスだったのか、放射線の脳への影響なのか。(放射線総量を考えると、脳への影響が今まで出ていない方がおかしい)メルモの脳に異常を来してしまったのです。手、足、首は硬直状態、40度以上の発熱、異常な興奮状態・・・。いつもはおとなしいメルモが「ギャー、ギャー、ギャー、ギャー」と泣き続けます。昼も、夜もかまわず、無意識に眼をひんむいてひたすら泣き続ける・・・。抗てんかん薬を使おうが、何を使おうが、一向に治まらない・・・。本当はこんな時、麻酔をかけて眠らせるのですが、放射線治療の際に血管確保にミスがあったため、取れる血管がない・・・。私は獣医師なのに、どうしてもあげる事も出来ない・・・。

                                                                                                        

 ずっ~と、ずっ~とメルモを抱き「頑張って、頑張って」からしだいに「苦しかったら楽になってもいいんだよ」と・・・。
 そんな興奮状態が2日続きメルモとの徹夜が2日目になったころから、硬直は変わらないものの、少しだけ眠ることが出来るようになってきました。眠ってるときのメルモは穏やかで、次に目が覚めたら普通に戻ってくれているのではないかと期待をするのですが、起きると興奮状態・・・。私の寝不足もピークにさしかかってきた4日目頃から、寝る時間が増えいつしか昏迷状態(昏迷とは、繰り返し強く呼びかけると一瞬だけ反応がある意識障害で、一方昏睡はどんなに強い呼びかけを繰り返しても反応できない意識障害)に。興奮が始まった当初は、意思の疎通(感情表現の豊富なメルモの笑った顔や喜んだ表情を見る事が出来ない事)が出来ない事が悲しくてつらかったのですが、この頃になると、ぬいぐるみさんのように横たわっているだけでも、メルモが苦しくなければ肉体だけでもあってくれればいい、という感情に変わってきていました。
 

 そして奇跡が。

 あれから1ヵ月。今、メルモは目が合えば笑うし(^O^)、ふら付きながらも自力で立ったり歩くことだって出来ます。食欲も旺盛です(*^。^*)。
 高齢だし、癌持ちさんなので、メルモの人生は確かに最終章には入ってきていると思います。でも、そんな中メルモが毎日楽しく暮らしてくれて、もうこの世で思い残すことはない!と思った時、私の元から旅立っていくでしょう。
 人生にはどう考えても神の力が加わったとしか思えない出来事など、何度か奇跡があります。メルモの事に関しては、私を助けてくれているのか、メルモを助けてくれているのかわかりませんが、すべての出来事、周りの人々に感謝しつつ日々生きていきたいと思っています。

 メルモの事を気にかけて下さっている皆さん、本当にありがとうございます(^_-)。
 「みんなありがとう(*^_^*)。わたしこっちでもう少しおいしい物食べようと思ってま~す(#^.^#)。 byメルモ」
 

投稿者: マリア動物病院

2011.06.01更新

 今回の東日本大震災だけでなく、アメリカの竜巻などの際でも(当然人命が一番なんですが)私は動物さん達の安否が気になってたまりません。

 外につながれてるワンちゃんは大丈夫だろうか?

 外猫さん達はどうしたんだろう?などなど・・・。

 また、人命救助が始まり始めたら、これまた動物さんもちゃんと助けてくれるのだろうか?

 パニックを起こしてしまったワンちゃんは捕まえることができるかしら?怖くて隅に隠れてしまっている子を見つけることが出来るかしら?などなど・・・。

 私が心配しても何の解決にもならないのですが、心配でたまらなくなります。そして、TVで動物さんが人間と一緒に救助されていたりする映像を見ると、感動で胸がいっぱいになります。今回の震災でも、3週間ぶりに屋根の上で発見されたワンちゃんがいましたよね!あの一報の時には本当に泣けました。助かった感動という簡単な感情ではなく、それまでのその子の状態がどんなに過酷だったかを思うと『辛かったね~(>_<)、でもよく頑張ったね~(;_:)』という気持ちで、胸が張り裂けそうになりました。
                                                                                                  

 けれど、そんな出来事はTVの向こうの出来事ではなく、東海圏に暮らしている私たちには近い将来必ずわが身にふりかかってくる出来事です。
 もしものその時、あの子たち(動物たち)を守るのは飼い主さん自身です。
 ただ、守ると言ってもどう守るのか?
 

 実際、津波や竜巻、地震から守ることは難しいですよね(-.-)。それら自然の脅威に対して身を挺したとしても、一緒に死んでしまうか、自分だけ死んでしまうか、どちらにしても動物さんにとっては飼い主さんがいなくなってしまったら、他に守ってくれる人はいなくなるので死に値します。
                                                                                                   

 今回はそれから先の、動物さんを連れての避難についてのお話をしたいと思います。
 
 
                                                                                   災害発生時の動物さんの扱いは、各自治体によって全く異なりますので、まずはご自身の暮らしている自治体のHPなどで確認しておくべきです。(ちなみに尾張旭市は動物との同行避難が認められています。ほっ(*^^)v。)
  ただ、避難所に入居できるにしても、それが難しくどこかに預かってもらう場合にしても、狂犬病予防接種(ワンちゃんの場合)と混合ワクチン接種は絶対条件で、受けていない動物さんは避難所で生活することは難しいです。また、ケージでの生活に慣れさせておくことも重要で、ずっと泣き喚いてしまったり、開けて開けてとケージを爪でひっかいて怪我をしてしまったりすると、ケージでの生活は無理=避難所で一緒に生活することも無理ということになります。また、
 

  Ⅰ.動物同士を喧嘩させない。
  Ⅱ.無駄吠え、無駄泣きをさせない。
  Ⅲ.第3者でも散歩、世話をさせてくれるか?(ワンちゃんの場合)
  Ⅳ.排泄のしつけはできているか?後始末は必ず飼い主さんがすること。

 

   (普段よりペットシーツの上で排泄することに慣らしておくことも重要)
  Ⅴ.動物をしっかり監視し、第三者に危害を与える可能性をなくすこと。

 

            など。最低でも、上記のような一般的な躾けは必須条件と言うことです。
                                                                                                     

 また、しつけが完璧で無事避難所に家族一緒に入れたとしても、動物さんには物資がなかなか届かないことも予想されます。よって、動物さん用のフード、お水は必ず用意しておくことです。今回の震災では、4日後にペット関連物資が届いた所が多かったようですので、最低でも4日分のフードとお水は用意すべきでしょう。同様に排泄の管理として、ペットシーツも用意しておくと良いでしょう。あと、余裕があればケージもあると完璧ですね。(他、常備薬、食器、動物さんの写真など)
                                                                                                   

 次に、残念ながら動物さんと離れ離れになったしまった場合・・・。
 まず自治体の動物愛護行政に問い合わせます。動物愛護センターなどです。ただ、震災直後は初動態勢にバラツキがあり、対応が遅れた自治体などでは自主的に愛護団体などが勝手に救護活動を行った例もあるため、情報の集約の一つとして、「Google」、「MSN」などがペットを見つけられるサービスの提供を開始しました。「Googleアニマルファインダー」、「MSNペットサーチ」など一度のぞいてみて下さい。獣医師会も「緊急災害時動物救援本部」を立ち上げ、政府や行政機関と連携し、被災動物の救援活動を行っています。こちらもご覧下さい。 
 

 しかし、それよりも離れ離れになった動物さんを見つけるのに一番の方法は、あらかじめ動物さんに印をつけておくこと=「マイクロチップ」を装填することです。
 

 マイクロチップには、「国」、「個体番号」などが組み合わされた個体識別番号が組み込まれています。この番号を日本獣医師会が管理するデータベースと照合することで、飼い主さんに連絡を取ることが出来ますし、飼い主さんが問い合わせることも出来ます。うちの病院でも、待合室にポスターなどを貼り普及活動はしているのですが、残念ながら装填率は全犬猫さんの2%ととても低いです。震災以降、全体的な装填頭数は伸びを見せているそうですが、一時的なはやりでなく、継続的に普及すると良いな~と願っています。
 

 マイクロチップは首輪などと違って外れることがないため、離れ離れになった言葉の話せない家族(動物さんたち)と再び会えるための最後の、最後の命綱になります。万が一のため、マイクロチップを装填し、寿命を全うして天に召されるまで一緒に暮らせるよう、備えたいものですね(^-^)。
 

投稿者: マリア動物病院

2011.03.01更新

    
                               
 人間関係とは不思議なもので、なぜか性格も何もかも違うのに仲良くなったり、反対に理由もなくいけ好かなかったり・・・。動物同士も、親子兄弟で流血喧嘩をする子もいれば、ある日突然やってきた子と仲良くなったりします。目に見えない『何か』があるのでしょうね。

                                                                                                          

 それと同様に、お店や美容院、病院などでも合う、合わないがありますね。例えば「すごく良いよ」と紹介されて行った美容院が最悪だったり、患者さんでごった返しているけど(おそらく私以外は良い病院だと思っている)二度と行きたくない病院もあります。動物病院もおそらく同様で、こちら側にいるとわからないけれど患者さんには感じる何かがあるのでしょう(>_<)。

 
 

 でもそこで病気を治すという最重要課題は絶対的条件で、それが出来なかったら来院して頂く価値もありません。ただ、メルモの癌のように(Drりえのお話 No.3参照)治すことが出来ない病気もありますし、治癒するまでに時間が掛かる病気もあります。また、治す前に診断に時間を要する場合だってありますし、費用がかかる場合もあります。そんな時、信頼関係が必要になります。動物さんが小さい時からや昔から来院していただいており、私たちを信頼して下さっている方の場合は、診察・検査等もスムーズに行き、確定診断までの時間が最短になり、結果治癒までの経過が短く、治って良かったと思って下さるのですが、少しでも不信感をもたれている方の場合は、まず検査で一悶着あり、すったもんだしている期間が時間のロスとなり確定診断が遅れ、治療方針でさらに二悶着も三悶着もあり治療が遅れたり、『マリアはダメだ!』と転院されてまた始めから検査等を行うことになり、もっともっと治療が遅れ、結局あの病院がいけなかった!と、濡れ衣を着せられる事になります。

                                                                                                     

 なので、『マリアと肌が合わない!』と感じられる方は、動物さんの事を一番に考えるのであれば(悲しい話ですが(>_<)・・・)転院していただいた方が良いと思います。肌が合わない云々はどうしようもないですから・・・。でもそうでなくて『ちょっと不信感(-"-)』ぐらいの場合は、その気持ちを私にぶつけてみてはいかがでしょう。それでも納得がいかなければ早めに転院されることをお勧めします。(人間の都合で、動物さんたちを巻き添えにすることは避けて下さい。)人間関係、ぶつかり合って親密になることだってあるのですからね・・・(#^.^#)。

                                           
                                                                                            

 ホテルのお預かりもしかりで、うちは病院でありホテル屋さんでないため、だれでもかれでも預かるということはしていません。と言うのも、動物さんは『モノ』ではないため、どんなに大切に丁寧に扱っても『何か』があることはあります。精神的な食欲不振、下痢などの他、突発的な出来事もあるかもしれません。そんな時、いつも診察にも来ていただいている方は、私の診察方針・診察方法、スタッフ皆の動物さんの扱い方、病院全体としての動物さんへの思いやり方、などなどをよぉ~~く♥分かって下さっているので、こちらとしては『私たちが世話を怠ったと思われてしまうのではないか』などの変な気使い?もなく『治ってね(*_*)』と心からの治療が出来ますが、そうでない方の場合は、非常に難しい事になります。・・・本当に悲しいです。入院は当然ですが、お預かりの子たちもこんなに大事にしているのに・・・(:_;)。

 
                                                                                                    

 リアルタイムに今、東日本大震災で避難所での生活を余儀なくされている方がたくさんいらっしゃいます。その中には、動物が嫌いな方もいらっしゃるでしょうし、病気で動物と接触できない方だっていらっしゃると思います。なので、避難所の中に動物さんを入れることは難しい状態になっているはずです。
 

 間違いなく、いつか起こるであろう東海地震の際でもその状況は変わらないはずです。
うちの病院はぶっとい柱で建ててあるため、ちょっとやそっとの揺れでは倒れる心配はありませんが、何があるかわかりません。なので、いつかくるその際には、私は避難所には行かずに預かりの動物さんたちと一緒にいる覚悟でいます。守れるものなら身を挺してでも守ります。でもどうしようもない場合、死ぬ時は一緒です。それほどの覚悟を持って、大事な動物さんたちをお預かりしています。ただ、私も神ではないため、信頼して下さる方には命をささげれますが、そうでない方にはできません。そんな理由で、信頼関係がない方のホテルのお預かりは勘弁願いたいです。

 
                                                                                                      

 人間関係から始まり話はかなりそれましたが、人間関係の始まりと言えば学校の先生ですよね。なんとなく合わない先生、合う先生っていますよね。私はまめなタイプではないため、ずっと連絡を取り合っている恩師はおりませんが、忘れられない先生はいます。高校時代、数学が大好きだった私はどこからともなく難しい問題を集めてきては説き、その説き方に問題はないかと先生に見てもらっていました。担任でもなんでもなかったのに、先生は毎日丁寧に教えて下さいました。その先生がなんと!!、病院に来て下さったのです(^O^)。ワンちゃんを飼われて患者さんとして。何十年(?)ぶりでしたが全く先生は変わられておらず、ワンちゃんはとても可愛らしく、私は本当にうれしかったです。この仕事をしていて、嬉しいことは日々たくさんありますが、違った意味で嬉しい出来事でした。


 
                                                                                                

  『マリアが良い♥』と思って来院して下さる方々に決して、決して恥じることのないように、日々勉強をしていこうと心に決めた開院記念日(3月20日)でした(*^_^*)(*^。^*)。
 
 

投稿者: マリア動物病院

2011.01.01更新

 本年はうちの電話番号の年、2011、にゃおワンワン年です。ちなみにうちはファミリー皆の車のナンバーも2011です。

 だから何だってことはありませんが、ゴロ合わせが好きな私としては、今年はいつもの年よりも、更なる飛躍が出来ればと切に願っています。
 ただ私自身の年まわりが今年まであまり良くないため、今年いっぱいはスタッフの運を頼りに私は地道に勉学に励み、来年につないで来年芽吹きの年となるように頑張りたいと思っています。

 さて本題に入ります。

  今年は兎年。うさぎ大好きな私としては、ペットとしてのうさぎさんの認知度UP➚がとても嬉しいです。お正月TVも可愛いうさぎさんがいっぱい出ていました♡。

 有名どころとしては、ピーターラビットのモデルになった小さなお耳のネザーランドドワーフ、お耳が垂れ下がったホーランドロップ、短いお耳とお顔の周りに飾り毛がほわほわしているライオンラビット、ビロード(ベルベット)のような毛質を持つレッキスなど、また珍しい種類としては、体重が7~8kgにもなる巨体の世界最大のうさぎ、フレミッシュ・ジャイアントなんてのもいます。それらは(ワンちゃん猫ちゃんしかりですが)血統がしっかりしているためお値段も2、3万円から10万円ぐらいと、こちらの方もしっかり(>_<)しています。よくペットショップで2、3千円で売っているうさぎさん、あのこたちも小さくて可愛いですよね~(#^.^#)、でもあのうさぎさんは前述のうさぎさんといわゆる小学校とかで飼われている普通のうさぎさんとのMIXで、ミニウサギと呼ばれています。でもミニと言っても小さいのは赤ちゃんの頃だけで、大人になると2kgちょっとと大きくなり、短かったお耳も伸びてきます。

   ちなみに本物のネザーランドドワーフは大人になっても体重は1kg満たないぐらいですし、お耳も伸びてきません。 
 また、うさぎさんは皆さんが思っているよりも知能が高いのです。いたる所でおしっこうんちして、自由気ままに生きていると思われていませんか?いいえ、うさぎさんは躾ければちゃんとトイレでうんちおしっこできますし、人(個人)にもちゃんと慣れます。(うちのスウリは、私たち夫婦には二本足で立ってお菓子を頂戴頂戴しますが、知らない方にはしません。)種の特異性があるので一概には比べることが難しいですが、猫さんと同じぐらいの知能を持っていると思います。
201101
 さぁ(*^_^*)飼いたくなってきましたか~?

 では次は飼ってからの注意点をお話します。

 1匹飼うとその可愛さに惹かれてもう1匹飼ってしまう方も多いですが、うさぎさんは小さい時には雌雄の判別が難しいので、同性を飼ったつもりでも異性だったなんてことも少なくありません。そんな場合、気づいたら出産してた~(>_<)なんて事がよくあります。というのも、うさぎさんは4~5ヵ月ぐらいで出産可能になってしまうのと、交尾排卵のため交尾をしたら妊娠してしまう確率が非常な高いからです。また、妊娠期間が1ヵ月と短いため、飼い主さんが妊娠に気付かないうちに出産なんて事になるのです。また、通常一度に5匹以上の子供を産むため貰い手などの確保も難しくなります。最悪、貰い手が見つからないままダラダラしていたらまた出産なんてことも・・・・。

 あと、多い疾患が誤食ですね(>_<)。誤食と言うべきか・・・、うさぎさんに食べさせて良い物悪い物など、うさぎに関する知識を全く持っていないまま飼育されている方もいらっしゃいます。うさぎさん用に売っているものがすべて良い物ではありません。良かれと思ってせっせと与えていたお菓子のせいで膀胱結石となり手術が必要になる子、喜ぶからと言ってお菓子や高カロリーフードばかり与え、正常な胃腸の動きが出来なくなって亡くなってしまう子、柔らかい物しか与えず、歯が伸びてしまって麻酔処置が必要になる子・・・、飼い主さんが作り出してしまった病気のために苦しんでいるうさぎさんがとても多いのも現状です。

 また、例のあののりピーの【碧いうさぎ】でもあるように、よく『うさぎはさみしいと死ぬ』と言われます。『そんなの迷信だよ~(*_*;』と?!、あながちそうでもないかもしれません。当然さみしいだけでは死にませんが、元々自然界で弱肉強食の底辺にいるうさぎさんたちは、『どんなことがあろうと生き抜いてやるぞ~』的なガッツな部分がなく、痛みにも弱いし、肉体的・精神的なショックにもとても弱いし、わんこたちのように調子の悪さを前面に押し立ててきたりしない楚々とした生き物なのです。(わんこたちはこれ見よがしに、私は調子が悪いのよ~と言ってきますけれどね(~_~;))よって、そんなうさぎさんをペットにする場合には、飼い主さんが十分に様子を観察し、ほんのちょっとの異変にも気づいてあげなければならないのです。
 
 さぁどうです?ちょっと飼うのが面倒になってきましたか?


 今年、ペットショップにはうさぎが増えることでしょう。可愛いしお値打ちだと、つい飼ってしまいそうになります。けれど、今お話したことをしっかりと理解し、幸せにしてあげれる自身をつけてから飼って下さいね(*^_^*)、決して衝動買いはしないようにして下さいね。また、最近私の気になることは、学校で飼われているうさぎさんたちの存在です。私は幼い時学校で動物を飼った経験がないため、学校動物の現実を知りません。ちゃんと可愛がってもらっているのでしょうか?、適切なフードが与えられているのでしょうか?、繁殖などもしっかりと管理しているのでしょうか、暑い日、寒い日の温度管理などもちゃんとしてあげているのでしょうか?201102

 皆さんの子供さんの学校はどうですか?
  指導する先生方はちゃんとうさぎの知識はお持ちでしょうか?
  お家の動物さんと同じように管理してあげているのでしょうか?

   どんな命でも、大切なひとつの命です。生まれたての子うさぎだろうとなんだろうと、幸せに生きる権利があります。その権利を踏みにじることなど許されません。
 兎年の今年、今一度周りを見まわしてみて下さい。可哀想な思いをしているうさぎさんはいませんか?(ちなみにうちのスウリは元々は野良ウサギでした・・・。)


 P.S 昨年末、少し体調を壊していたうちのメルモ(Drりえ No.3「うちの子が癌になりました」参照)も、おかげさまで無事年を越すことが出来ました。毎日の点滴、投薬にも頑張って耐え、鼻血は随時出ていますし、鼻で呼吸もできませんが、本人はけろっと楽しそうに生きてくれています。毎月放射線を当てて下さっている大学の先生、いつもメルモの状態を気にかけて下さっている方々、本当にありがとうございます。メルモはまだ頑張れそうです。今年もメルモの元気な顔を見てやって下さいね(*^_^*)。
 

投稿者: マリア動物病院

2010.10.01更新

 やっと、獣医師もドラマになる時代になりました(^-^)。日曜9時、ゴールデンタイムですよ。しかも主演が小栗旬。皆さん観ていますか?

                                                                                       

  『獣医ドリトル』。
 今までも主人公が獣医師である単発ドラマは多々ありましたが、獣医師の仕事をおもしろおかしく?追及してくれるドラマは初めてです(*^_^*)。

                                                                                                

 そしてこれまた獣医師がかっこいい(*^^)。ここで美人開業獣医師として、高島礼子なんぞが出てきてくれたら言うことない!!なんて言ってる場合ではなく、小栗旬が必ず一度は言うセリフ『獣医はビジネスだ。』を追求したいと思います。
 確かに私も、おそらく他の獣医師の方も、遊びとしてでなく仕事として獣医師をしています。また、私のようにスポンサーがついていない開業獣医師の場合は、そこには借金も存在しているし、仕入れ代だって馬鹿になりません。特定の動物さんのために仕入れた1錠原価800円以上、100錠入りのお薬が、その動物さんが来院されなくなったらただの薬局のゴミになってしまったり、もしもの時のためだけに常備している人工血液なんて、100mlそこそこで3万もしますが、期限切れで処分することなんてまれではありません。それらをひっくるめて、私たち獣医師はやはり治療に対する報酬を頂かなくてはならないのです。また、開業前の私の夢は宝くじに当たってボランティアで獣医師業をすることでしたが、動物の命をこの手一つ(スタッフ一同)で責任もって守る日々を何年も過ごしていると、報酬を頂かないで、夜中に何度も起きたり、ほとんど徹夜が何日も続いたり、休日返上で予定も全却下で治療を行ったり、場合によっては講習会を中抜けして治療を行い、再び講習会に戻ったり・・・、そこまでの事ができるのであろうかと真剣に悩むことがあります。おそらく今現在の私では、そこまで悟りは開けていません。

 

 状態の悪い動物さんを診ると、まず心の底からふつふつと『この子を治したい!』という気持ちが湧き上がってきます。
 

 その次に、『飼い主様から大事な子を任されるのだ!』という責任感がど~んと圧し掛かってきます。この2つの感情でもって自分のことなんかよりも『大事なこの子を助ける』ということが最優先順位の出来事となるのです。ということは「報酬を頂く=お金を頂くのだから責任がある」という図式であって、ドラマのドリトルのように、報酬を沢山頂くということは非常に責任があるということになり、私のような凡人はドラマを見ているだけでプレッシャーで胃が痛くなります(-"-)。 

                                                                                                 

 では『ノラ猫さん、捨て猫さんなど飼い主さんのいない動物さんたちはどうなの?適当に治療するの?』と思われてしまいますよね(-"-)。ノラさんなどを連れて来院される方のほとんどが、拾ってしまった時点でもう飼い主さんで『見つけちゃったから・・・(*_*;。』と治療費はしっかり払われます。とは言っても、やはり見ず知らずのノラさんに膨大な治療費をかける余裕(金銭面&メンタル面)のある方は少ないため、そこからは連れてきた方と私の間の信頼関係やら、その他もろもろの要素も加味し、どんな治療を行うか決めていきます。
    私だって動物が好きでやってるこの仕事☆(*^_^*)、ドリトル先生みたいに『治療費は100万だ!』何て言わず、助けて下さった方の思いと、これから先のその子の人生が良きものになるようにとの思いを込めて、その子にとっての最適の治療を行います(*^^)v。でも・・・たま~に、『私は見つけて連れてきただけなのよ~。だってほっておくと可哀想じゃない(+_+)。』と、微多一文治療費を払おうとされない方もいます。そんな場合は、とっとと帰りやがれ~と塩を撒きます・・・・とは出来ないため、『あなたは偽善者ですよ~』的なことをオブラートに包んで言うのですが、そのような方には全く響かない(-"-)!!。結局、動物さんには罪はないため責任感のない治療が始まるのですが、一つだけはっきりさせておきたいことは、治療費を払わないつもりで動物病院に動物を連れていくということは、どんな状況だろうと良い事でなく、無銭飲食と同じことです。夜寝る前に、『私は今日良い事をしたわ~。』などといい気分で寝ることは決してできないということです。逆に『私は今日、無銭飲食をしてしまったわ。』ぐらいの懺悔の気分で眠りについていただきたいです。

                                                                                                   

 また話はそれますが、先ほど『この子を治したい!』という気持ちの後に『大事な子を任される』責任が圧し掛かかるというお話をしましたが、たまに私の気持ちだけが一方通行になる場合もあります。
 

 飼い主様が治療を希望しない場合と、私には治療を任せてくれない場合の2パターンがあるのですが、前者の場合が歯がゆくて、治療しなければ必ず亡くなってしまうことが分かっている場合は、いっその事所有権放棄(その子を手放して私に譲る)をしてくれないかしらと心から願うこともあります。そうなると責任感のない治療が始まりますが、治るという可能性は残ります。後者の場合は、恋愛と同じで仕方がないですよね(-.-)。
 

 ある病院の基本方針は「当院に来られた患者さんは、必ず当院で診断を下し治療をする」らしいのですが、うちは全くその考えに共感できず、もしうちで確定診断が難しい病気であれば、その分野が得意な先生に協力をお願いしますし、治療に関しても同様にします。また、重篤な状態であればあるほど自分の時間を無にして治療に専念するわけですので、飼い主様と信頼関係の築けていない場合(簡単に言うと、『あなたたちには治せないでしょと』思われている方ということです。)はどうぞ信頼している病院へ転院して下さい、という方針でやっています。逆に、信頼して来院して下さる場合はスタッフ一同で『何が何でも治そう!』と感情移入して治療を行います。この感情移入が厄介で、元気になってくれれば飼い主さんと嬉しさを共有でき本当に嬉しいのですが、最悪の事態になってしまった場合も気持ちを共有してしまうので、うちのスタッフは日常生活で普通の方々よりも、嬉しさも悲しさも多く味わってしまっています。そんな所がうちの病院がいまいち大きくなれない所以なのでしょうけれど、アットホームな感じが私たちらしいかなと満足していますし、変えようとも思っていません。


   『獣医はビジネスだ。』からかなり話はそれてしまいましたが、獣医ドリトル、これからどういう話が出てくるか楽しみです。日曜日はちびまるこちゃんに始まり、サザエさん、そして食事の支度、食事、片づけをして、獣医ドリトル、お風呂入ってPSかな(*^_^*)。皆さんも幸せな日曜日を過ごしましょうね

投稿者: マリア動物病院

2010.08.01更新

 約四半世紀ぶりに、動物さんの映画(TV版、ハリウッド映画)『HACHI』を見てしまいました。

 小学生の頃『南極物語』を見て以来、何があっても動物主役の映画・ドラマは見るものか!と心に決め『今日のワンコ』以外は見ていなかった私が、つい可愛い仔犬がTVに映っているのを見て、流れで見続けてしまいました。(当然ハチが死んでしまうところは見ていません・・・(;_:)。)

 ご存知の方も多いとは思いますが『HACHI』は昔の日本映画『ハチ公物語』のハリウッドリメイク版で、 死んでしまった飼い主さん(お父さん)を駅で待ち続ける話です。ハチは毎日出勤するお父さんを 駅まで見送り、帰宅するお父さんを迎えに行っていました。ある日、お父さんは普段どおり出勤時にハチと一緒に駅まで行きます。しかし、職場でお父さんは突然死してしまいます。そんなことを知ってか、知らずかハチはいつものお父さんの帰宅時間に、いつもの駅までお父さんを迎えにいきますが当然お父さんは帰ってきません。その日から、ハチは毎日駅でお父さんを待ち続け、月日と共に老い、駅で亡くなってしまうと言う話です。


 私はそこで重大な事実を知りました。


 ハチの身近な人間は誰一人「お父さんは死んでしまったから、もう帰ってこないんだよ」と、言葉でハチに教えてあげていないではないですか(ー_ー)!!。「もう帰ってこないのよ~!」とは 皆言いますが、何で帰って来ないのかは教えてあげていない(>_<)。それはいかんですよ!

 おそらくハチはお父さんが死んでしまった事は知っています。でも、人間の口からその事実を聞きたかったのではないでしょうか。
   そして家族みんなで、お父さんが死んでしまった悲しみを共有したかったのではないでしょうか。
   お父さんの亡骸にサヨナラが言いたかっただろうし、お葬式には出席できないにしろ、心の中で魂にもサヨナラが言いたかったに違いありません。

 その儀式たるものに全く関与させてもらえず、ハチは駅でお父さんの魂を待ち続けることしか出来なかったのでしょうね。

 日本版の元祖『ハチ公物語』はどうなのかわかりませんが、犬猫目線の私としては、ちょっと納得のいかない話でした。


 我が家の子供たち(犬と猫)にも、私が死んでしまったら同じように私を待ち続けるであろうと思われる子がいます。 犬は2頭とも胃に穴が開くでしょうし、猫のクララは引きこもりに逆戻りで、最終的には胃に穴が開くでしょう。
   そんなことにならないように、動物を一旦飼ったのであれば責任を持って人が最期を看取る責任があります。そうしたくても出来ない場合も少なからずあるとは思いますが、私は人生であと何頭動物が飼えるかな(?_?)なんて真剣に数えたりします。

 また、今では人間の子供も平気で育児放棄する世の中ですが、動物を家族にすると決めたのであれば、何があっても放棄はしないで頂きたい(`´)。人間の事情で致し方ない 場合もあるでしょうが、これまた犬猫目線の私からすれば、どんな理由であろうと勝手な言い分です。「衝動買いしちゃった」なんて方もいらっしゃいますが、衝動買いだろうとなんだろうと、もし若夫婦だったら「子供が出来たらどうするか」「子供が動物アレルギーだったら どうするか」「子供が大きくなって学費がかさむ様になったらどうするか」、独身の方は「結婚後はどうするか」、転勤のある方なら「転勤の時はどうするか」、ご年配でお一人暮らしの方は 「入院などする場合はどうするか」などなど、また動物が病気になった時には、治療費はどのように工面するか、など様々なことをしっかりと考えて飼って頂きたい。 

   人間の子供は出来てしまったら仕方ないけれど、動物さんは出来てしまうことはありません。 理由(拾ったにしろ、もらったにしろ)はどうであろうと、飼おうと思って飼うわけですからね。
 私の一番嫌いな言葉『飼えなくなったからあげちゃいました~』なんて言葉、絶対に耳にしたくありません(-_-;)
 

 動物に対する目に見える虐待だけでなく、ネグレクトまでもしっかりと取り締まれる法律の改正を待ち望む今日この頃です。
大切な動物さんを残して死んでしまったら逮捕?されるかも 知れませんから、飼い主さんは日々健康に注意して長生きしてくださいね(^_-)-☆。
 どなたか『動物幸福党』なる政党を立ち上げてください(^。^)。ウグイス嬢しますよ~(?_?)。

投稿者: マリア動物病院

2010.06.01更新

 今、宮崎では牛の口蹄疫騒動で大変なことになっています。

 この口蹄疫。いったい何者なのか、ご存じですか?
 『ウィルスでしょ(^^)/』と、ご存知の方も多いと思いますが、ではウィルスって何?『菌でしょ(^^)/』 では、菌(細菌)とウィルスの違いは?(;_:)・・・・。

 詳しい説明は、おそらく読んでいただけないでしょうから省きますが、ウィルスは細菌よりも ずっとずっと小さく(50から100nm程度)、やっと電子顕微鏡で見える大きさです。また、 ウィルスは単独では生きていけず、絶えず生物の細胞内で増殖し、その後宿(生物)を替えて また増殖をします。生物からすれば、ウィルスに細胞を貸してやったのに病気を引き起こす という、ほんとにフトドキ物なのです。

 治療は細菌には抗生剤を使いますが、ウィルスによるものはほとんど根本的な治療がないため、 まずは罹らないようにワクチンを接種することが一番です。でも、もし罹ってしまったら 対症療法といって、ウィルスによって起きている症状を和らげ、細菌による二次感染を防ぎ、 ウィルスの力が弱まってくるまで、体が負けないような治療をします。

 話は口蹄疫に戻りますが、口蹄疫の原因ウィルスはピコルナウィルス科の仲間で、親戚にA型 肝炎ウィルスやポリオウィルスなどがあります。また、ニュースなどでノロウィルスや新型インフルエンザ、 口蹄疫は特別な病気で、そら恐ろしい病気のように流されますが、ワンちゃん、猫さんにも 日常的に移る、怖いウィルス疾患は非常にたくさんあります。

 ワンちゃんのパルボウィルス感染症や、ジステンパー、レプトスピラなどは、もし人間の病気であれば 発症者が出たら、即隔離、毎日トップニュースになるぐらいの大事件(死亡率高!)ですし、猫さんの 汎白血球減少症なんて、ウィルスの力が信じられないほど強く、お家の中にしかいない猫さんが 飼い主さんの靴裏にくっついてきたウィルスに感染して、発症して亡くなってしまうこともあるほどの 驚異的な強さなのです。人間だったら、えらいこっちゃ(>_<)です。


 何気なく接種されている混合ワクチンですが、これがあの子たちを守っているのです。


 『でもそんな病気、あんまりないんでしょう?』と、お考えの方、甘いですよ~<(`^´)>・・・。
 ワクチンを接種さえしていれば、防いであげられる病気で動物さんを亡くすことは、私たち病院側の 人間としては、非常に悔しいし、怒りさえ覚えてしまうこともあります。
 狂犬病の予防接種は、公園などで集合接種を行い、法的規制もあるため、『接種しなくては!』 という意識が強いですが、混合ワクチンにはそのような意識をお持ちでない方が一部いらっしゃる ことは、非常に残念です。

 また、トリミングやホテル、ドッグランなどを利用される場合、狂犬病やワクチン接種の証明書の提出が 必要不可欠ですが、もしなくしてしまった場合『いつ接種したか?』と根掘り葉掘り尋ねたり、 『接種されてないので利用出来ない』の一点張りの施設は、一見冷たく感じ悪~いようですが、 裏を返せば、接種していない子を受け入れないわけですので、施設内の子たちはみんな接種済み の子たちなので、絶対に伝染病ではないため安心です。反対に『接種証明書がなくても 大丈夫ですよ~』なんてところは、とても良心的な感じですが、どんな子でも受け入れている ということなので、伝染病を持っている子でも誰でも施設内に入れてしまうということなので、 非常に恐ろしいです。
 日常生活でも、うざったらしいことを言ってくれる人の方が、自分のためを思って言ってくれている のですから、ありがたく思うべきですよね(*_*)。

 ウィルス病だけでなく、今のこのご時世で、防いであげることができる病気・・・フィラリアだとか、 子宮蓄膿症や乳腺腫瘍や前立腺疾患(Drりえのお話 No.4参照)、ノミダニ媒介性疾患・・・など で動物さんを亡くすことは非常に残念です。また、話はそれますが、早期発見によって 完治できたり、寿命をかなり延ばせるような疾患を見過ごしてしまう場合も非常に残念です。

 うちの病院は常日頃、フィラリア予防をしっかりしろだとか、ノミダニ予防をちゃんとしろだとか、 健康診断をしっかりしてだとか、とにかくうざったらしい(+_+)。でも、最後に苦しむ姿を診る私たちは、 『私たちがしっかり話していれば防げたのではないか』という後悔に苛まれるのです。

 伝染病にしても、フィラリアにしても特別な病気ではありません。
 病気の予防と早期発見で、いつか大事な動物さんが亡くなる時、『ごめんねm(__)m』ではなくて、 『ありがとう(^。^)』と、お別れが出来るような関係を築けるお手伝いをしたいと思っています。
 これからも、う・ざ・い・(>_<)マリア動物病院でいきますよ~(^_-)-☆。付いて来てね(^。^)。

投稿者: マリア動物病院

2010.03.01更新

 最近、動物さんたちを多頭飼育される飼い主さんが増えています。
 

 うちも、ワンちゃん2頭、猫さん4頭、うさぎさん、オカメインコさん1羽ずつ、人間2人で毎日ワイワイと楽しく生活をしておりますが、たくさんいると当然楽しいことも多いですが、争いも増えます。 うちの動物どもは、基本的には仲良しで、傷が出来るほどの喧嘩はしたことがありませんが、あっちで猫たちがパンパンと叩き合いをしていると思ったら、こっちで猫鍋になっていたり、フーフーと威嚇し合っていると思ったら、お互い舐め舐めしながらうっとり、まったりしていたり・・・。また、多動物間の交わりも、これまたおかしく、うちでは、猫がせっせと犬の顔や耳を舐めてあげて犬がうっとりしていたり、猫たちがうさぎの水を飲むと(うさぎも放し飼いです)うさぎがブチ切れて、猫に反撃に行きますが、猫たちは高い所に逃げ、上から目線で『ねぇ怒らないで〜(^O^)』てな調子で、うさぎをチョンと触り、さらにうさぎを怒らせたりしています。

 そんなかんなで、見ていて微笑ましいです。・・・ただ一つの組み合わせを除いては...((+_+))。

 ただ一つ、ダックスの茶々とうさぎのスーリ、この2頭は決して一緒にできません。
 茶々はスーリの事が大好きで、好きすぎてどうしたら良いかわからず、舐め舐めしすぎて収拾がつかなくなり、噛み始め、振り回します。そうなるとスーリは死にます。(死の直前まで行ったことあり(*_*)) 以来、茶々がスーリの所に行くためには、高い塀を2回越えなくては行けないように場所分けをしました。
 だって、いくら茶々を怒っても、ダックスにとってうさぎは本能的に獲物としてインプットされていますよね。その本能に火がつかないように人間が、気をつけるしかありません。


 人が人を殺める時、それは敵意を持って行いますが、動物が動物を殺める時、それは本能に素直に行動しています。自分を守るためだったり、捕食のためだったり・・・。

                                                                                  

 しかし、最近の動物さんは噛む力の手加減を幼い時分に、母犬や兄弟犬から学んでいないため、力加減が全く分からず、自分を育ててくれている飼い主さんに噛みつき、骨折させてしまったり、遊びがエスカレートして、血みどろの戦いとなってしまったり、本能から外れてしまった部分での殺し合いも増えてきています。

 
 ただ、本能だろうが、力の入れ具合の無知だろうが、同じ場所で、一緒に生活をするためには、殺し合いはあってはならないことですし、いつも大丈夫だからということも決してありません。
 私たち人間の都合で、新しい仲間を増やし、『仲良くするのよ〜(^O^)』なんて言われても、動物さんたちからすれば『知ったことかよ〜(`´)』と思っているかもしれませんよね。

 動物の多頭飼育は、動物にとっても人間にとっても、楽しいことが多いですが、それなりのルールだけはしっかりと作ってください。ちょっとした喧嘩でも注意を払い、以後どうしたら防ぐ事が出来るか、考慮することも必要ですし、いつも大丈夫だからとほっておくことは絶対にしてはいけないことですし、争いを無にすることが出来ないのであれば、どうするべきなのかと、考えることも必要です。

 そして、もし、最悪の事態が起こってしまったら、その責任は人間(自分?)にあるということを、しかと!認識して下さい。様々な他(人や事柄や動物)のせいにせず、事実をしっかりと受け止め、墓場までその思いを持って行って下さい。そして、あの世で亡くなってしまった子に謝りましょう。いくら悔やんでも、亡くなってしまった子はもどってきてくれないのですからね。

 こんな偉そうなことを言っている私ですが、私も墓場まで持って行く事があります。私のミスで文鳥さんを亡くしました。犬も猫もいる家なので、もっと注意をしなければいけなかったのに・・・。
 許してくれるか、くれないかは、これからの生活によると思います。私はなんとか許してもらえるよう、日々気をつけて生活をしているつもりです。
 皆さんも、十分、いいえ十二分に気をつけて、楽しく、たくさんの動物さんとワイワイと生活をしていきましょう。

 多頭飼育は、1頭飼育の何十倍も楽しいことがあるのですから(^−^)。



 
 

投稿者: マリア動物病院

2010.01.01更新

   2010年、今年も始まりましたね~。 
                      
 私ごとですが、年末にメルモが鼻血を出しまして、獣医師であることも忘れ(良く忘れる)私ったら泣くは、喚くは、パニックを起こしてしまいました。可哀想に、メルモは自分がお姉ちゃんを泣かしてしまったことが分かるので、『私は大丈夫』とばかりに一生懸命に私をなぐさめに来てくれました。年が明けてからはメルモの鼻血は落ち着いてくれていますが、戦う相手は「癌」なので油断はできません。今年もメルモと二人三脚で戦っていきたいと思います。                       
Drりえ 『うちの子が癌になりました』参照)   
                    
 皆さんも昨年はいろいろあったと思いますが、新しい年が良い年になるように、元気に頑張って生きていきましょう。                       
                        
   さて、2010年。1970年生まれの私は、今年大台に乗ります。若かりし頃描いていた人生設計(30歳で結婚、結婚後も雇われ獣医を続け、35歳で女の子を出産。)は全くを持って実現していませんが、思い返してみると、自然の流れでいけば描いていた通りの人生を歩めたはずが、わざと設計通りにならないように!とでも言うように、自ら壊して今の人生を選んでしまったような気がしています。 
                      
 若かりし頃に描いていた設計は35歳まででしたので、大台からの人生は壊すものもなく、ゼロから出発出来そうなので、とても楽しみです。   
                    
                        
 病院を建てて8年。開業当初は『こんな若造が言うことを、聞いてもらえるだろうか』  『治療には時間がかかることが分かってもらえるだろうか』などや、もし1日でも病院を休診にしてしまったら、『こんな病院はダメだ。なんて思われてしまうのではないか』などとマイナス思考的 な思い込みが多く、言いたいことをオブラートに包んでしまったがためにうまく伝わらずに 落ち込んだり、体調がかなり悪くて半日でも、数時間でも休めば良いのに、それが出来ずに後に響いてしまったり、今思うと余分な頑張りが多かったと思います。  

                     
 この8年で、そんな偏った考えのために、犠牲にしてきた事がたくさんありますが、その余分な頑張りのおかげで今の私、今の病院があることは間違いないですし、おひとりでも「マリアで診てもらって良かった」と思ってくださる方がいらっしゃれば、私のしてきた事の意味があったと信じています。
                       
 最近では(年をとり度胸が据わってきた)『わかってもらえるはずだ』を前提に、真摯に診察、 治療に打ち込めるようになってきたため、30代とは違う、病院づくりがしていけるのではないかと 胸躍らせています。                       
 余分な頑張りは捨て、的を絞った頑張りで動物さんと飼い主さんの手助けをしていけたら 嬉しい限りです。     
                  
 『今年も休まずに、みんなを助けるために頑張りますよ~(^-^)。』                       

投稿者: マリア動物病院

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