Dr.りえのお話

2012.07.01更新


 
 私事ですが、早いもので娘は7月1日で8カ月となりました。

 獣医師と言う仕事は「生」と「死」が隣り合わせの仕事ですが、子供が生まれるまでの私の生活(=仕事)は(メルモの癌がわかってからは特に)、程度の差はありますが「死」をより身近に感じ、恐れる生活オンリーでした。
 私生活ではメルモがちょっとご飯を食べないだけでも死んでしまうのではないかと不安になったり、仕事では元気な子にワクチン一つ打つ場合でも何か起こる事もありますし、元気な子の不妊手術でも何か起こる事もあります。
 病気の場合は特に、死んでしまうような状態ではないけれど急変する事だってありますし、重症な場合は今ここで命尽きてしまう!なんて切羽詰まる状況も多々遭遇します。もっと言ってしまえば、生まれて初めてのワクチンにきた仔も絶対(?、おそらく?)私よりは早く亡くなってしまうので、ピチピチの仔犬、仔猫を前に私の意識は10数年後にワープしその仔たちが年をとった姿が目に浮かび、「ずっとこの仔がうちの病院に来てくださるなら、私が看取ることになるんだ(>_<)」と気持ちを引き締めているのです。

 
 
 
                                                                                            

 そんな生活だった私に「死」を全く感じさせず生き生きとした輝きを放っている娘は、私の世界観を180度変えるくらい新鮮で、仕事と生活のメリハリがつくようになり、今まで以上に仕事に対する意気込みが湧いてきます。また、この8カ月で娘はただ泣いているか寝ているかミルクを飲んでいるかだけの赤ちゃんだったのが、ひとりでおすわりをし、自分の意思も伝えることのできる一人の人間に成長してきました。昨日出来なかったことが今日は出来ていたり、眼を見張る成長です。私はと言うと、この8カ月でどれだけの成長があったのだろう(*_*)?とちょっと情けなくなります。

 

                                                                                         

 そこでと言うわけではないけれど、メルモが癌に罹ってから私には目指していることがあるのですが、片手間でできる事でないため、メルモを虹の橋に無事(?)送り届けてから考えようと思っていました。
 メルモの初盆を前に、もうそろそろ活動を始めていきたいと思っています。そのことでご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが、その御恩返しは必ずできると思います。ただ、私のこの頭のエンジンを全開にしないと難しい事のため、少しずつならし運転をしながら、5年計画で頑張っていこうと思います。


 7月7日は七夕です。皆さんは短冊に何を書きましたか?
 この5年間、私は「メルモの癌が悪化しませんように!」と書き続けてきましたが私が今望むことはただ一つ(#^.^#)。
 「老若男女、人間動物ともに、みんな元気で健やかに(*^_^*)」

PS.メルモが水晶になって帰ってきました。右が癌になる前(2004年)のメルモ、左が闘病中(2011年)のメルモです。どちらも可愛いです。

投稿者: マリア動物病院

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