病院の増築工事houseが始まりました。

2002年に開院してから今年で12年。
今回で5度目の増築、ついに最終形(の予定)です。

当初、金銭的問題から(設計料までお金が回らない)設計の知識も何もない私が、設計の勉強も全くせず設計した病院ですが『何とかなるさ』的な感じで、あーしたいなwink、こーしたいなwink、をひとつずつ作り上げてきました。
こうしようという最終目標は全く持っていなかったわりにはいい感じにまとまるのではないか(できてみないとわからないけれど)と自負しております。

また私事ではございますが、四十路過ぎに授かった娘presentがこの11月に3歳になります。

それまでの40年、自分だけの為に好き放題生きてきた(旦那は当然ずーっとそっちのけです)私にとって、子育ては試練以外の何ものでもなく、この3年でこんなにも人間考え方が変わるのかと自分でも驚くほどの変化を遂げました。
と同時に、それまでの行動、言動を後悔することも多く、
『あのとき、どうしてあんなひどいことを言ってしまったのだろうdown』や
『相手の気持ちをくんであげればよかったdown』など、
それまでの人生、どれほど人に対する思いやりや自身の心の余裕がなかったのかを悔やむことが多々あります。

自分に厳しく、人にも厳しかった私が、子育てを通じて、世の中には道理に合わないことや、流れに流されていい場合もあることなど『だって仕方ないでしょnotes』ということがたくさんあり、それも認めて人と関わっていくんだという事を学ばせてもらいました。(もらっていますと現在進行形ですねapple

獣医師になり、臨床の仕事を選び20年、よく言う『がむしゃらにcoldsweats02』とか『突っ走ってきたdash』とかではなく、ただひたすら好きな事を日々してきた20年ですが、この3年でその感覚がなんとなく変化し(『自分が好きな事をしている』と言う感覚から『好きな事をさせてもらっている』という感覚に変化)、日々の何気ない診察も全く変わって(患者さんから見れば全く変わってないかもしれませんが)来ている今日この頃です。

日々出来上がってくる建物hospitalを前に、あと何年この好きな仕事を続けていけるかわかりませんが(あと20年はしていきたい願望はあるのですが・・・heart02)、これからも今まで通り、動物さんのため、飼い主様のため、ほんの少しでもお役に立てるように、日々勉強、努力をしていきたいと今更ながら決意を固めています。

まだしばらくの間、工事でご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたしますpaper

マリア動物病院