2010年、今年も始まりましたね~。 
                      
 私ごとですが、年末にメルモが鼻血を出しまして、獣医師であることも忘れ(良く忘れる)私ったら泣くは、喚くは、パニックを起こしてしまいました。可哀想に、メルモは自分がお姉ちゃんを泣かしてしまったことが分かるので、『私は大丈夫』とばかりに一生懸命に私をなぐさめに来てくれました。年が明けてからはメルモの鼻血は落ち着いてくれていますが、戦う相手は「癌」なので油断はできません。今年もメルモと二人三脚で戦っていきたいと思います。                       
Drりえ 『うちの子が癌になりました』参照)   
                    
 皆さんも昨年はいろいろあったと思いますが、新しい年が良い年になるように、元気に頑張って生きていきましょう。                       
                        
   さて、2010年。1970年生まれの私は、今年大台に乗ります。若かりし頃描いていた人生設計(30歳で結婚、結婚後も雇われ獣医を続け、35歳で女の子を出産。)は全くを持って実現していませんが、思い返してみると、自然の流れでいけば描いていた通りの人生を歩めたはずが、わざと設計通りにならないように!とでも言うように、自ら壊して今の人生を選んでしまったような気がしています。 
                      
 若かりし頃に描いていた設計は35歳まででしたので、大台からの人生は壊すものもなく、ゼロから出発出来そうなので、とても楽しみです。   
                    
                        
 病院を建てて8年。開業当初は『こんな若造が言うことを、聞いてもらえるだろうか』  『治療には時間がかかることが分かってもらえるだろうか』などや、もし1日でも病院を休診にしてしまったら、『こんな病院はダメだ。なんて思われてしまうのではないか』などとマイナス思考的 な思い込みが多く、言いたいことをオブラートに包んでしまったがためにうまく伝わらずに 落ち込んだり、体調がかなり悪くて半日でも、数時間でも休めば良いのに、それが出来ずに後に響いてしまったり、今思うと余分な頑張りが多かったと思います。  

                     
 この8年で、そんな偏った考えのために、犠牲にしてきた事がたくさんありますが、その余分な頑張りのおかげで今の私、今の病院があることは間違いないですし、おひとりでも「マリアで診てもらって良かった」と思ってくださる方がいらっしゃれば、私のしてきた事の意味があったと信じています。
                       
 最近では(年をとり度胸が据わってきた)『わかってもらえるはずだ』を前提に、真摯に診察、 治療に打ち込めるようになってきたため、30代とは違う、病院づくりがしていけるのではないかと 胸躍らせています。                       
 余分な頑張りは捨て、的を絞った頑張りで動物さんと飼い主さんの手助けをしていけたら 嬉しい限りです。     
                  
 『今年も休まずに、みんなを助けるために頑張りますよ~(^-^)。』                       

マリア動物病院