院長の大切なペットのエピソード

2000.01.01更新

それこれしているうちに、チャコの毛は子供の黒い毛から、
それはそれはきれいな、シルバー色に変わってきて、
毛も伸び、頭の上で縛り、リボンまでつけれるほどになりました。

春になり、近所の公園にピクニックに行ったり、
ゴールデンウィークには遠出をして、岐阜の公園にも行きました。

毎日、毎日がとても幸せでした。

けれど、いつどんなときでも、私の心の中には
大きな、大きな不安がありました。

"この幸せは続けていけるのかしら・・・?"
けれど、チャコは、そんな私の不安を吹き飛ばすように、
いつも元気いっぱい、楽しそうでした。

そんなある日・・・・

忘れもしない、8月31日・・・

私はその夜、スポーツクラブへ行くために、
実家にチャコを預けていました。

"遅くなっちゃた!!早くチャコを迎えに行こ!!"

と、すばやく着替え、携帯電話の着信履歴を見た瞬間、
私の心臓は高鳴りました。

家からの電話・・・

家からの電話なんて、良くある事なのに、なぜか心臓が鳴る。

"チャコに何か?"
不安な気持ちで急いで家に向かいました。


しっかり立てるようになったころのチャコ

家に着き、母の一言・・・
"チャーちゃん、なんか様子が変よ!!"
チャコはというと、いつもと変わらず、笑いながら飛びついてきました。

けどやっぱり、どこかおかしい・・・
少し元気がないし、熱もある。

夜も遅くはなっていたものの、
当時勤めていた病院の院長先生をたたき起こして、検査をしました。

恐れていた結果でした。
今まで元気にしていた方が不思議なくらいの結果でした。
専門家の私としては、その結果が何を意味するのか、
知りたくなくても分かってしまいます。

その日からチャコは、坂を転がるように
悪くなっていきました。

食欲もどんどんなくなり、ひっきりなしに
吐き気に襲われているチャコ・・・
もう、私には、死んでしまう事はわかっています。

でもできるだけ、吐き気を抑え、
少しでも永く生きていてほしかった・・・

1分、1秒がとても大切でした。

東洋医学的なことだけではなく、
西洋医学、さらにできる事は何でもしようと、
ある方にお願いして、お祈りの治療までしました。

他人から見れば、ただの犬なのに・・・

チャコのために、私のために、
本当にいろんな方々が力を貸してくださいました。

9月9日、もう、何をやっても食べる事ができなくなってしまいました。
点滴をしても、注射を打っても、吐き気は止まらない。

でも、まだチャコは笑う・・・

私と目が合うと、
まるで元気なときと変わらないように喜ぶ・・・・。
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9月10日、貧血がひどく、起き上がる事ができなくなってしまいました。
一時的にでもということで、輸血をしました。

輸血後、チャコはとても元気になって、牛乳が飲めました。
また、明日、輸血をしようと、少し嬉しい気持ちになりました。

ここしばらく寝ていなかった私は、
その夜、少し寝入ってしまいました。

9月11日、早朝、チャコがもがいている・・・

"あ~チャコが死んじゃう・・・"

家に電話をして、すぐにチャコを家につれて帰りました。
もう、尿毒症の末期症状です。

これ以上痛い思いをさせたくなかったため、
注射など治療をするのは、もうやめました。

その後、何度も何度も、発作が起こりました。

発作のたびに、もうちょっと頑張れ!!
と、励ましつづけていた私は、
12時の発作のときに、チャコに言いました。

『もう、いいよ!チャコ、楽になろう!今まで、ありがとう!』


リボンもつけられるようになったチャコ

チャコよくがんばったね

投稿者: マリア動物病院

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